「スナ系ブランド」という言葉を耳にして、具体的にスナ系とはどんなスタイルなのか、またスナイデルに似たブランドは他に何があるのか気になっていませんか。
フェミニンで上品なスナイデル系のブランドは、多くのスナ系女子にとって憧れの的です。しかし、デザインが素敵な分、価格が少し高いと感じることもあるかもしれません。
特に、ライブやイベントへのお出かけ服を探しているジャニオタの方々にとっては、可愛さと手頃な価格を両立させたい、というのが本音ではないでしょうか。この記事では、そもそもスナ系ブランドとは何か、という基本から、代表的なスナイデル系ブランドであるFRAY I.D (フレイアイディー)やMERCURYDUO (マーキュリーデュオ)、JUSGLITTY(ジャスグリッティー)、Apuweiser-riche(アプワイザー・リッシェ)、CELFORD(セルフォード)といったブランドの特徴を解説します。
さらに、もっと安い価格でスナ系の雰囲気を楽しみたい方のために、おすすめのスナ系プチプラブランドもご紹介します。この記事を読めば、あなたの理想にぴったりの一枚が見つかるはずです。
- スナ系の基本的な定義とスタイルの特徴がわかる
- スナイデルに似ている代表的なブランドを比較できる
- 価格を抑えたスナ系プチプラブランド5選を知れる
- 自分の好みやシーンに合わせたブランドの選び方がわかる
人気のスナ系ブランドの特徴と系統を解説

- そもそもスナ系・スナ系女子とは?
- 王道のスナ系ブランドとスナイデル系ブランド
- ジャニオタにも愛されるスナ系ブランドの魅力
- 系統がわかる!スナイデルに似たブランドは?
- 大人上品なFRAY I.D
- 神戸系ならMERCURYDUO
そもそもスナ系・スナ系女子とは?

近年、ファッションのトレンドとして注目される「スナ系」という言葉。これは、人気ブランド「SNIDEL(スナイデル)」に似たテイストや雰囲気を持つファッションスタイルを指す俗称です。SNIDELが掲げる”ストリート×フォーマル”をコンセプトとした、上品さと程よいストリート感を両立させたスタイルが、多くの女性から支持されています。
したがって、スナ系とは、ただ甘いだけのフェミニンスタイルではありません。女性らしいシルエットやディテールを大切にしながらも、どこか都会的で洗練された印象を与えるのが大きな特徴です。レースやフリル、チュールといった甘めの要素を取り入れつつも、全体としては大人っぽくまとまる、絶妙なバランス感覚が魅力と言えるでしょう。
そして、「スナ系女子」とは、このようなスナ系のファッションを好んで着用する女性たちのことを指します。彼女たちは、トレンドに敏感でありながら、自分らしい可愛さや上品さを追求する傾向にあります。普段使いはもちろん、少し特別なお出かけやデートシーンなど、様々な場面で活躍するスナ系ファッションは、彼女たちの日常を彩る重要な要素となっているのです。
王道のスナ系ブランドとスナイデル系ブランド

「スナ系ブランド」と「スナイデル系ブランド」は、しばしば同じ意味で使われますが、少しニュアンスが異なる場合があります。これを理解することで、より深くブランド選びを楽しめるようになります。
まず、「スナ系ブランド」は、前述の通り、SNIDELに似た雰囲気を持つブランド全般を指す広い言葉です。SNIDELから直接影響を受けているかどうかに関わらず、フェミニンで上品、かつトレンド感のあるスタイルを提供するブランドが、このカテゴリに含まれると考えられます。
一方で、「スナイデル系ブランド」という場合、より直接的にSNIDELと関連の深いブランドを指すことが多いです。特に、SNIDELを運営する株式会社マッシュスタイルラボが展開する他のブランドが、その代表格に挙げられます。例えば、LILY BROWN(リリーブラウン)やFRAY I.D(フレイアイディー)、CELFORD(セルフォード)などは、同じ企業が手掛けているため、デザインの方向性や世界観に共通点が見られます。これらはSNIDELの姉妹ブランドとも言え、スナ系ファッションの中核を成す存在です。
要するに、スナ系ブランドという大きな枠の中に、より本流に近いスナイデル系ブランドが存在すると捉えると分かりやすいかもしれません。
ジャニオタにも愛されるスナ系ブランドの魅力

スナ系ブランドは、ジャニーズアイドルのファン、いわゆる「ジャニオタ」の女性たちからも、コンサートやイベントに参加する際の「参戦服」として絶大な支持を得ています。なぜなら、スナ系ファッションには、彼女たちのニーズに応える魅力が詰まっているからです。
第一に、その圧倒的な「可愛らしさ」が挙げられます。特別な日であるコンサートには、普段以上におしゃれをして臨みたいもの。スナ系の洋服は、レースやリボン、花柄などをふんだんに使い、着るだけで気分が高まるようなデザインが豊富です。写真写りも良いため、会場での記念撮影にもぴったりです。
第二に、「リンクコーデのしやすさ」も大きな理由です。友人同士で色違いのアイテムを身につけたり、テーマカラーを合わせたりする「双子コーデ」や「リンクコーデ」は、コンサートの楽しみの一つ。スナ系ブランドは、カラーバリエーションが豊富なワンピースやセットアップを多く展開しているため、こうした楽しみ方に非常によくマッチします。
さらに、上品さも兼ね備えている点がポイントです。過度に露出が多いわけではなく、あくまでフェミニンな範囲で華やかさを演出できるため、幅広い年代のファン層に受け入れられやすいと考えられます。このように、特別な日を彩る可愛さと、仲間と楽しむ連帯感を両立できる点が、ジャニオタに愛される理由なのです。
系統がわかる!スナイデルに似たブランドは?

SNIDELのスタイルが好きな方が次に探すのは、「スナイデルに似たブランド」ではないでしょうか。SNIDELと同じテイストを共有しつつも、それぞれに異なる魅力を持つブランドを知ることで、ファッションの幅はぐっと広がります。
SNIDELに似たブランドを探す際のポイントは、主に2つの系統を意識することです。
一つは、SNIDELと同じ運営会社である株式会社マッシュスタイルラボのブランド群です。これらは世界観やデザインの根底に共通の美学が流れており、最も親和性が高いと言えます。代表的なブランドには、後ほど詳しく解説するFRAY I.DやCELFORDがあります。
もう一つは、「神戸系」や「CanCam系」と称される、上品でコンサバティブなテイストを基調とするブランド群です。これらは運営会社が異なる場合もありますが、女性らしいシルエットやきれいめなスタイルを重視する点でSNIDELと通じるものがあります。MERCURYDUOやApuweiser-richeなどがこの系統に含まれるでしょう。
これらのブランドは、SNIDELを基準に「より大人っぽい」「より甘め」「よりオフィス向け」といった形で、少しずつテイストが異なります。自分の年齢やライフスタイル、好みの方向性に合わせて選ぶことが、理想の一着に出会う鍵となります。
大人上品なFRAY I.D (フレイアイディー)

SNIDELの姉妹ブランドの中でも、特に大人世代から高い支持を得ているのがFRAY I.D(フレイアイディー)です。SNIDELが”ストリート×フォーマル”を掲げるのに対し、FRAY I.Dは「ニューモードキャリア」をコンセプトに、より洗練された働く女性のためのスタイルを提案しています。
FRAY I.Dの特徴
FRAY I.Dの最大の魅力は、モードでスタイリッシュなデザインの中に、女性らしいエレガンスが共存している点です。SNIDELよりも甘さを抑え、シャープでクリーンなシルエットのアイテムが多く見られます。そのため、オフィスシーンでも浮くことなく、知的で上品な印象を与えることができます。
素材やディテールへのこだわりも強く、シンプルなデザインの中にも質の良さが感じられるのが特徴です。体のラインを美しく見せるカッティングや、繊細なデザインは、大人の女性が求める「きちんと感」と「おしゃれ感」を両立させてくれます。
注意点と選び方
一方で、価格帯はSNIDELよりもやや高めに設定されています。日常的に気軽に購入するというよりは、長く使える上質な一着として、あるいは特別なオケージョン向けに選ぶ方が多いかもしれません。
SNIDELの甘い雰囲気が少し若すぎると感じるようになった方や、キャリアを重ねてより上品なスタイルを求めるようになった方に、FRAY I.Dは最適な選択肢となるでしょう。SNIDELの持つフェミニンな魂はそのままに、より知的でモードなエッセンスを加えたい場合におすすめのブランドです。
神戸系ならMERCURYDUO (マーキュリーデュオ)

洗練された上品なスタイルで知られる「神戸系ファッション」。その代表格とも言えるのが、MERCURYDUO(マーキュリーデュオ)です。SNIDELの持つフェミニンさとは少し違う、都会的で抜け感のあるエレガンスを提案しており、20代から30代の女性を中心に人気を集めています。
MERCURYDUOの魅力は、女性らしい華やかさと、現代的なトレンド感を巧みにミックスしている点にあります。花柄やレースといったフェミニンなモチーフを得意としながらも、甘くなりすぎず、どこか知的で爽やかな印象に仕上がるのが特徴です。特に、体のラインを美しく見せるワンピースやスカートのシルエットには定評があります。
SNIDELと比較すると、よりコンサバティブで万人受けするデザインが多い傾向にあります。そのため、オフィスファッションや男性からの好感度も意識したいデートシーンなどで、特に力を発揮するブランドと言えます。
ただし、トレンドを強く意識したデザインも展開されるため、定番アイテムとトレンドアイテムをうまく見極めて選ぶことが、長く愛用するコツです。SNIDELの可愛らしさに、もう少しきちんと感や爽やかな上品さをプラスしたいと考えるなら、MERCURYDUOは非常に有力な選択肢となるでしょう。
スナイデルに似ている系統別おすすめブランド

- きれいめ通勤服ならJUSGLITTY
- 愛され服ならApuweiser-riche
- お呼ばれにも使えるCELFORD
- プチプラで探すスナ系ブランド
- スナ系ブランドとは?まとめ
きれいめ通勤服ならJUSGLITTY(ジャスグリッティー)

オフィスでのファッションにも、スナ系のような女性らしさや上品さを取り入れたいと考える方に、JUSGLITTY(ジャスグリッティー)は最適なブランドの一つです。このブランドは、人気ファッション誌で頻繁に取り上げられる「Arpege story(アルページュストーリー)」グループの一員であり、きれいめでコンサバティブなスタイルを得意としています。
JUSGLITTYの最大の特徴は、大人の女性にふさわしい「きちんと感」と、程よいトレンド感のバランスです。SNIDELよりもターゲット年齢層が少し上で、甘さは控えめ。その代わりに、上質な素材感や洗練されたディテールで、品格のあるスタイルを演出します。通勤服としてそのまま使えるジャケットやブラウス、きれいめのパンツやスカートなどが豊富に揃っており、仕事ができる知的な女性像を後押ししてくれます。
もちろん、休日やデート向けの華やかなワンピースなども展開されていますが、そのどれもが派手すぎず、あくまで上品な範囲に収まっているのが魅力です。
注意点としては、価格帯がSNIDELやMERCURYDUOと同等か、それ以上であることが挙げられます。そのため、日常のワードローブに少しずつ加えていくような、計画的な買い物が向いているかもしれません。甘さよりも知的さや品格を重視し、オンオフ問わず使える上質なアイテムを探している方に、JUSGLITTYは強くおすすめできるブランドです。
愛され服ならApuweiser-riche(アプワイザー・リッシェ)

JUSGLITTYと同じ「Arpege story」グループに属しながら、より甘めでフェミニンなテイストを強く打ち出しているのがApuweiser-riche(アプワイザー・リッシェ)です。このブランドは、女性らしい可愛らしさとトレンド感を両立させた「愛され服」の宝庫として、長年にわたり多くの女性から支持されています。
Apuweiser-richeの魅力は、SNIDELのガーリーな世界観を、より大人っぽく、そしてコンサバティブに昇華させている点にあります。リボンやレース、パステルカラーといった甘い要素をふんだんに取り入れつつも、シルエットや素材感で上品さをキープしているため、大人の女性が着ても決して幼い印象になりません。
特に、男性からのウケが良いとされる、いわゆる「モテ服」としての側面も強く持っています。デートや合コン、女子会など、華やかなシーンで自分を最も魅力的に見せたいと願う女性の気持ちに応えてくれるアイテムが豊富です。
SNIDELと比較すると、ストリート感はほとんどなく、一貫してきれいめでフェミニンなスタイルを提案しています。そのため、カジュアルな着こなしが苦手な方や、とことん女性らしいスタイルを追求したい方には、非常に相性の良いブランドと言えるでしょう。トレンドを取り入れつつも、流行り廃りのない普遍的な可愛らしさを求めるなら、Apuweiser-richeのアイテムは間違いのない選択となります。
お呼ばれにも使えるCELFORD(セルフォード)

結婚式や二次会、パーティーといった特別な「お呼ばれ」のシーンで何を着るか迷った時、絶大な信頼を寄せられているのがCELFORD(セルフォード)です。このブランドは、SNIDELやFRAY I.Dと同じ株式会社マッシュスタイルラボが展開しており、「THE FIRST LADY」をコンセプトに、気品と華やかさを兼ね備えたドレスアップスタイルを提案しています。

CELFORDの最大の特徴は、その圧倒的なフォーマル感とデザイン性の高さです。繊細なレース使いや、体のラインを美しく見せる構築的なシルエット、上品な光沢感のある素材など、どこをとっても「特別な日」にふさわしい品格が漂っています。テレビ局のアナウンサーや著名人が着用することも多く、その信頼性の高さがうかがえます。
SNIDELが日常の中の非日常を演出するブランドだとすれば、CELFORDはまさに非日常のシーンで輝くためのブランドです。

デメリットを挙げるとすれば、そのフォーマルさゆえに、普段使いが難しいアイテムが多い点です。また、価格帯も比較的高価なため、頻繁に購入するのは難しいかもしれません。しかし、ここぞという一着、長く大切に着られるオケージョンドレスを探しているのであれば、CELFORDに投資する価値は十分にあります。トレンドに左右されない普遍的なエレガンスを求めるなら、ぜひチェックしておきたいブランドです。
プチプラで探すスナ系ブランド

これまで紹介してきたブランドは魅力的ですが、もう少し価格を抑えてスナ系のファッションを楽しみたい、と考える方も多いはずです。そのようなニーズに応えてくれるのが、トレンド感のあるデザインを手頃な価格で提供する「プチプラブランド」です。ここでは、SNIDELのような雰囲気を持ちつつも、驚くほど安い価格帯で手に入るおすすめの5ブランドを紹介します。
これらのブランドは、SNIDELなどのハイブランドのデザインやトレンドを巧みに取り入れ、数週間から数ヶ月という短いサイクルで新作をリリースするのが特徴です。そのため、常に新鮮なアイテムを見つけることができます。
ただし、プチプラブランドを選ぶ際には注意点もあります。価格が安い分、素材の質や縫製の丁寧さにおいては、デパートで扱われるブランドに及ばない場合があります。購入の際は、ユーザーレビューを参考にしたり、素材表示をよく確認したりすることが、失敗を避けるためのポイントです。
プチプラのスナ系ブランド
ブランド名 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|
titivate(ティティベイト) | ¥3,000~¥8,000 | 20代~40代向け。きれいめでコンサバティブなデザインが多く、オフィスにも対応できる上品なアイテムが豊富。 |
ur’s(ユアーズ) | ¥4,000~¥10,000 | 30代~40代が中心。titivateよりさらに大人向けで、シンプルかつ洗練された高見えするデザインが魅力。 |
Re:EDIT(リエディ) | ¥2,000~¥6,000 | 10代~30代向け。トレンド感が強く、カジュアルからきれいめまで幅広い。特にシューズの品揃えに定評がある。 |
JULIABOUTIQUE(ジュリアブティック) | ¥2,000~¥5,000 | 10代~20代向け。セクシーでグラマラスな要素を取り入れた、華やかなデザインが多い。ボディラインを強調するアイテムが得意。 |
GRL(グレイル) | ¥800~¥5,000 | 10代~20代が中心。圧倒的な低価格とトレンドの速さが魅力。スナ系だけでなく、様々なテイストのアイテムが揃う。 |
これらのブランドを賢く利用することで、憧れのスナ系ファッションを、無理なく日常に取り入れることが可能になります。
スナ系ブランドとは?まとめ
- スナ系とはSNIDELに似たフェミニンで上品なスタイル
- スナ系女子はトレンドに敏感でおしゃれな女性を指す
- スナイデル系ブランドには同じ運営会社の姉妹ブランドがある
- FRAY I.DはSNIDELより大人っぽくモードなスタイル
- CELFORDは結婚式などお呼ばれシーンに最適なフォーマルブランド
- MERCURYDUOは都会的で抜け感のある神戸系エレガンス
- JUSGLITTYはオフィスにも対応するきれいめコンサバスタイル
- Apuweiser-richeは大人可愛い「愛され服」の代表格
- ジャニオタの参戦服としてスナ系は絶大な人気を誇る
- 可愛らしさとリンクコーデのしやすさが支持される理由
- 価格を抑えたいならスナ系プチプラブランドがおすすめ
- ティティベイトやur’sはきれいめで大人っぽいプチプラ
- GRLやリエディはトレンド感が強く若い世代に人気
- プチプラブランドは価格が魅力だが品質の確認も大切
- 自分の好みや予算に合わせてブランドを使い分けるのが賢い選択