
冬の寒さ対策に欠かせない、ユニクロのヒートテック。「まだ着られるから」と、気づけば何年も同じものを愛用していませんか?
実は、そのヒートテック、本来の暖かさを発揮できていないかもしれません。この記事では、意外と知られていないヒートテックの寿命とタグの秘密を徹底解剖。
タグを見れば一瞬でわかる製造年の確認方法から、最適な買い替え時、そして大切なヒートテックを長持ちさせるコツまで、知って得する情報を詳しくご紹介します。
- ヒートテックの寿命は何年?
- タグの数字で製造年を見分ける方法
- 見た目でわかる買い替えのサイン
- 寿命を延ばす正しいお手入れのコツ
ヒートテックの寿命はタグでわかる!
- ヒートテックの寿命は何年?公式の見解
- タグで製造年をチェックする方法
- 数字の意味を画像付きで徹底解説
- プリントタグの場合も確認方法は同じ
- 買い替え時はいつがベスト?
- 寿命が近い3つの劣化サイン
ヒートテックの寿命は何年?買い替えの目安

「ヒートテックって、一体何年くらい使えるの?」と疑問に思ったことがある方も多いでしょう。ヒートテックの買い替えの推奨は「3シーズン」とされています。
その理由は、ヒートテックに使われている「ポリウレタン」という伸縮性のある繊維にあります。このポリウレタンは、着用や洗濯を繰り返すことで少しずつ劣化し、生地のストレッチ性が低下してしまうのです。
生地が伸びて体にフィットしなくなると、肌と生地の間に隙間ができてしまい、ヒートテック本来の発熱・保温機能が十分に発揮されなくなります。見た目はまだ綺麗でも、暖かさが半減している可能性があるということですね。

タグで製造年をチェックする方法


「でも、いつ買ったかなんて覚えていない…」という方がほとんどだと思います。ご安心ください。ヒートテックの製造年は、服の内側についている洗濯表示タグを見れば一瞬で確認できます。
タグに記載されている多くの英数字の中から、カッコ()で囲まれた数字を探してみてください。例えば「(12-21)」や「(24-13)」のような部分です。このカッコ内の最初の2桁の数字が、製造年とシーズンを知るための重要なカギとなります。
数字の意味を画像付きで徹底解説
それでは、タグの数字が具体的に何を示しているのか、詳しく見ていきましょう。ルールは非常にシンプルです。
カッコ内の最初の数字:製造年の西暦下一桁
カッコ内の2番目の数字:販売されたシーズン
具体例を挙げると、以下のようになります。
タグの表示例 | 読み解き方 |
---|---|
(34-13) | 最初の「3」→ 2023年製造 2番目の「4」→ 冬シーズン発売 |
(21-05) | 最初の「2」→ 2022年製造 2番目の「1」→ 春シーズン発売 |
(03-12) | 最初の「0」→ 2020年製造 2番目の「3」→ 秋シーズン発売 |
2番目のシーズンの数字は、「1=春」「2=夏」「3=秋」「4=冬」を表しています。この方法を知っていれば、タンスに眠るヒートテックがいつのものか、すぐに判別できますね。
プリントタグの場合も確認方法は同じ
最近のヒートテックは、タグが縫い付けられているタイプではなく、生地に直接品質表示がプリントされているものが増えています。チクチクしないので快適ですが、「この場合はどうやって確認するの?」と迷うかもしれません。
心配は無用です。プリントタイプの場合でも、記載されている情報の形式は同じです。プリントされた文字列の中から、カッコで囲まれた数字を探せば、同じように製造年を確認することができます。
買い替え時はいつがベスト?


ヒートテックの寿命が3シーズンだとわかったところで、最適な買い替え時はいつなのでしょうか。
まずおすすめなのが、秋の衣替えのタイミングです。これから寒くなる季節の前に手持ちのヒートテックを総チェックし、3シーズン以上経過しているものは買い替えリストに加えましょう。計画的に準備することで、いざ寒くなった時に「暖かいヒートテックがない!」と慌てずに済みます。
また、毎年11月頃に開催されるユニクロの「感謝祭」などのセール期間を狙うのも非常に賢い方法です。ヒートテックがお得な価格になることが多いため、まとめ買いの絶好のチャンスです。
寿命が近い3つの劣化サイン
タグでの確認と合わせて、見た目や着心地でわかる劣化のサインも知っておくと便利です。以下のような状態が見られたら、3年経っていなくても買い替えを検討するサインかもしれません。
1. 生地の伸び・ヨレ
首元や袖口、裾などが伸びてヨレヨレになっていませんか?フィット感が失われている証拠です。
2. 保温効果の低下
「なんだかこれを着ても前より寒い気がする…」と感じたら、機能が低下している可能性があります。
3. 表面の毛羽立ちや変色
生地の表面が毛羽立ったり、白い糸のようなものがうっすら見えたりする場合、ポリウレタン繊維が劣化し始めているサインです。
ヒートテックの寿命を延ばす賢い使い方


- 機能が長持ちする正しい洗濯方法
- 乾燥機は絶対NG!その理由とは
- 複数枚の着回しで寿命を延ばす
- ヒートテックの寿命をタグで定期チェック
- 古いヒートテックはリサイクルへ
- まとめ:ヒートテックの寿命はタグで判断
機能が長持ちする正しい洗濯方法
少しでも長く、ヒートテックの暖かさをキープするためには、日頃のお手入れが重要です。正しい洗濯方法を実践して、寿命を延ばしましょう。
- 裏返して洗濯ネットに入れる:汗や皮脂が付着しやすい内側を表にして洗うことで汚れが落ちやすくなります。また、ネットに入れることで他の衣類との摩擦を防ぎ、生地の傷みを軽減できます。
- 柔軟剤の使用は控える:柔軟剤は繊維をコーティングしてしまい、ヒートテック本来の吸湿発熱機能を妨げてしまう可能性があります。
乾燥機は絶対NG!その理由とは
洗濯で最も注意したいのが、乾燥機の使用です。ヒートテックの寿命を縮める最大の原因と言っても過言ではありません。
寿命の鍵を握るポリウレタン繊維は、熱に非常に弱い性質を持っています。高温の乾燥機にかけると、繊維が深刻なダメージを受け、一気に劣化が進んでしまいます。生地が伸びきってしまったり、ゴムのように硬くなったりする原因になるため、洗濯後は必ず自然乾燥(陰干し)を徹底しましょう。
複数枚の着回しで寿命を延ばす
お気に入りの一枚をついヘビロテしてしまいがちですが、これも寿命を縮める原因になります。着用や洗濯の回数が多ければ多いほど、劣化のスピードは早まります。
1シーズンに複数枚のヒートテックを用意し、ローテーションで着回すのがおすすめです。1枚あたりの負担を減らすことで、結果的にそれぞれのヒートテックを良い状態で長く使うことができます。
ヒートテックの寿命をタグで定期チェック
一度覚えてしまえば非常に簡単なタグの確認方法。これを習慣にすることが、賢いヒートテックとの付き合い方です。
年に一度、秋の衣替えシーズンに「ヒートテックの寿命をタグでチェックする日」を設けてみてはいかがでしょうか。手持ちのヒートテックを一枚ずつ確認し、「現役」「そろそろ引退」「お疲れ様」と仕分けする作業は、クローゼットの整理にも繋がります。
古いヒートテックはリサイクルへ


寿命を迎えたヒートテック、そのまま捨てるのは少し待ってください。ユニクロは、自社の商品を回収し、リサイクルやリユースに繋げる「RE.UNIQLO」という素晴らしい取り組みを行っています。
全国のユニクロ店舗に設置されている「RE.UNIQLO回収ボックス」に、着古したヒートテックを持って行けば、難民支援の衣料として届けられたり、新しい服の素材として生まれ変わったりします。たくさんお世話になったヒートテックへの感謝を込めて、リサイクルに参加してみてはいかがでしょうか。
まとめ:ヒートテックの寿命はタグで判断
暖かくて快適な冬を過ごすためのパートナー、ヒートテック。その性能を最大限に引き出すためには、寿命を知り、適切なタイミングで買い替えることが大切です。最後に、この記事のポイントをまとめます。
- ユニクロ公式が推奨するヒートテックの寿命は「3シーズン」
- 寿命の理由はポリウレタン繊維の劣化によるストレッチ性の低下
- 製造年は洗濯表示タグのカッコ内の数字で確認できる
- カッコ内の最初の数字が西暦の下一桁を表す
- 縫い付けタグでもプリントタグでも確認方法は同じ
- 買い替えのベストタイミングは秋の衣替えやユニクロのセール時期
- 見た目の劣化サインは「生地の伸び」「保温性の低下」「毛羽立ち」
- 長持ちさせるには「裏返してネット洗濯」「自然乾燥」が基本
- 熱に弱いポリウレタンのため乾燥機の使用は絶対に避ける
- 複数枚を着回すことで1枚あたりの負担を減らし寿命を延ばせる
- 衣替えの際にタグを確認する習慣をつけるのがおすすめ
- 寿命を迎えたヒートテックはゴミ箱ではなく店舗の回収ボックスへ
- 「RE.UNIQLO」を通じてリサイクルやリユースに貢献できる
- 正しい知識でヒートテックを賢く活用しよう
ぜひ、この機会にお手持ちのヒートテックのタグをチェックして、今年の冬を最高の暖かさで迎えましょう。
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