「ロングスカートに合わせるトップス、シャツインするべき?それとも、シャツインしない方が今っぽいのかな?」と鏡の前で悩んでしまうこと、ありますよね。
特にブラウスやtシャツなど、定番アイテムとの組み合わせは無限大だからこそ、正解が分からなくなりがちです。この記事では、ロングスカートの着こなしを格上げする「トップスイン・アウト」の使い分け方を徹底解説します。
- トップスをインする・しないの基本的な考え方
- Tシャツやブラウスなどトップス別の着こなし術
- スカートの形に合わせた最適なバランスの見つけ方
- 身長や骨格タイプ別のお悩み解決コーデ
ロングスカートにシャツインする?着こなしの基本

- トップスをインするメリット
- トップスをシャツインしない着こなし
- コーデの主役で決めるのが正解
- tシャツコーデの基本テクニック
- ブラウスで上品に仕上げるコツ
トップスをインするメリット

ロングスカートのコーデでトップスをインする最大のメリットは、なんといってもスタイルアップ効果が絶大なことです。ウエストの位置をはっきりとさせることで、脚が長く見え、全体のバランスがぐっと良くなります。
特に、ふんわり広がるフレアスカートやティアードスカートのようなボリュームのあるボトムスの時は、トップスインが欠かせません。ウエストをマークすることで、シルエットがすっきり見え、「着られている感」がなくなりますよ。
また、カジュアルなTシャツでも、スカートにインするだけで不思議と「きちんと感」がアップします。オフィスコーデから休日のお出かけまで、幅広いシーンで使える基本のテクニックなんです。
トップスをインしたら、ウエスト部分の生地を少しだけ引き出して、ふんわりとした「たるみ」を作る「ブラウジング」を必ず行いましょう。
これをするだけで、お腹周りを自然にカバーしつつ、こなれた雰囲気が生まれます。タックインした後に両腕を「バンザイ」するように伸ばすと、簡単かつ自然なブラウジングが完成するので試してみてくださいね。
トップスをシャツインしない着こなし

一方で、トップスをシャツインしない「アウト」のスタイルは、リラックス感のある、今っぽい「こなれ感」を演出したいときにぴったりです。頑張りすぎていないのにおしゃれ、そんなエフォートレスな雰囲気が魅力ですね。
このスタイルを成功させる一番のポイントは、「だらしなく見えない」こと。そのために大切なのが、トップスの選び方です。
具体的には、丈が短いクロップド丈のトップスや、裾にスリットが入っていたり、前後で長さが違ったりするデザイン性の高いアイテムを選ぶのがおすすめです。こうしたトップスなら、裾を出していることが「意図的」なデザインとして見えるため、洗練された印象をキープできますよ。
コーデの主役で決めるのが正解
「結局、インとアウト、どっちにすればいいの?」と迷ってしまったら、とてもシンプルな決め方があります。それは、「その日のコーデの主役はトップスか、スカートか」で考えることです。
もし、スカートが鮮やかな色や大胆な柄、華やかなデザインで「主役級」のアイテムなら、トップスはインするのが正解。スカートの魅力を最大限に引き立てることができます。
逆に、トップスのデザインに特徴がある場合、例えば繊細な刺繍やフリル、ユニークな形をしているなら、そのデザインを見せるためにトップスはアウトで着こなしましょう。この場合、スカートはシンプルなものを選ぶと、バランスが取りやすいですよ。

Tシャツコーデの基本テクニック


カジュアルコーデの定番であるtシャツとロングスカートの組み合わせ。このコンビを今っぽく見せるなら、トップスの前部分だけをインする「フロントタック」が基本のテクニックです。
全部インするよりもリラックス感があり、全部出すよりもすっきりと見える、まさに「良いとこ取り」のスタイル。ウエストの位置は示しつつ、気になるヒップ周りは自然にカバーしてくれるのが嬉しいポイントですね。
コツは、ベルトのバックルの上あたりを無造作に少しだけインすること。きっちり整えすぎず、少し崩すくらいが、自然でおしゃれな雰囲気を生み出します。
ブラウスで上品に仕上げるコツ


きれいめコーデに欠かせないブラウスは、着こなし方で印象が大きく変わります。
オフィスなどきちんと感を出したい場面では、裾をすべてインする「フルタックイン」が最適です。仕上げのブラウジングで、堅苦しくなりすぎないように柔らかさをプラスするのを忘れないでくださいね。
休日にリラックスした雰囲気で着こなしたいなら、tシャツ同様に「フロントタック」がおすすめ。上品なブラウスにあえて抜け感を作ることで、洗練された大人のカジュアルスタイルが完成します。
特に、最近トレンドのシアー素材のブラウスは、タックインすることでその繊細な透け感をより美しく見せることができますよ。
ロングスカートコーデのお手本!体型・季節別ガイド


- ロングスカートとトップスの相性
- 低身長・高身長さん向けのコツ
- 骨格診断で見る最適なスタイル
- ぽっちゃりさん向け着痩せ術
- 季節別おすすめコーディネート
ロングスカートとトップスの相性
持っているロングスカートの形によっても、タックインすべきか、アウトにすべきかは変わってきます。ここではスカートのシルエット別に、最適な組み合わせをご紹介しますね。
スカートの種類 | タックイン・アウトのポイント |
---|---|
タイト・ナロースカート | Iラインを強調するためにタックインがおすすめ。オーバーサイズのトップスをアウトで着るのもモードな印象に。 |
Aライン・フレアスカート | ウエストマークが必須。トップスをインして「フィット&フレア」の美しいシルエットを作りましょう。 |
プリーツスカート | プリーツの揺れ感を活かすためにタックインが基本。特にフロントタックとの相性が抜群です。 |
マーメイドスカート | 美しいシルエットを最大限に活かすため、タックインが強く推奨されます。上半身はコンパクトに。 |
ティアードスカート | ボリュームのあるスカートなので、バランスを取るためにタックインは必須。上半身をすっきり見せましょう。 |
低身長・高身長さん向けのコツ


身長によっても、スタイルアップのコツは少し異なります。
小柄な方は、視線を上に集めて縦のラインを強調することが大切です。そのため、トップスをインすることはほぼ必須のテクニックと言えます。脚長効果を最大限に引き出すために、ウエスト位置が高く見えるハイウエストのスカートを選びましょう。
高身長の方は、スタイリングの自由度が高いのが強みです。トップスをインすれば、その長身を活かしたドラマティックでモードなシルエットが完成します。一方で、長めのトップスをアウトで着こなせば、洗練されたリラックス感のあるスタイルを楽しむことができますよ。
骨格診断で見る最適なスタイル
自分の骨格タイプを知ることは、似合う着こなしを見つける近道です。ここでは骨格タイプ別にタックイン・アウトの戦略を見ていきましょう。
身体に厚みのあるメリハリボディのストレートさん。得意のIラインシルエットを強調するために、すっきりとしたタックインスタイルがおすすめです。タイトスカートやストレートスカートなど、広がりすぎないデザインを選びましょう。
上半身が華奢で重心が低めのウェーブさん。スタイルアップのためにはタックインが必須です。ハイウエストのフレアスカートやティアードスカートにトップスをふんわりインして、重心を引き上げましょう。
骨格のフレームがしっかりしたナチュラルさん。オーバーサイズのシャツをゆるくフロントタックするなど、リラックス感のある「着崩し」が得意です。タックイン・アウトどちらも楽しめますが、身体にフィットしすぎるスタイルは避けるのがポイントです。
ぽっちゃりさん向け着痩せ術


体型をカバーしたいと考えている方にとって、「隠す」のではなく「美しいラインを作る」ことが着痩せの鍵になります。意外に思われるかもしれませんが、トップスをアウトにして全体を覆うよりも、タックインしてウエストラインを作った方が、かえってすっきりとした印象になることが多いんです。
ここでも重要なのが、インした後に生地を引き出す「ブラウジング」。このひと手間で、気になるお腹周りを巧みにカモフラージュできますよ。
さらに、ロングカーディガンやジレを羽織って縦のラインを作り出すのも、とても効果的なスタイルアップ術です。
季節別おすすめコーディネート


ロングスカートの着こなしは、季節に合わせた素材や色選びでさらに楽しむことができます。
- 春:軽やかな素材のスカートに、パステルカラーのブラウスをインして心躍るコーデに。
- 夏:リネンやコットンのスカートに、シンプルなTシャツをタックイン。シアー素材のトップスも涼しげでおすすめです。
- 秋:こっくりとした深みのある色のスカートに、柔らかなニットをフロントタック。ジャケットを羽織って奥行きをプラス。
- 冬:ウールの暖かいスカートにニットをインし、ロングコートを羽織ってすっきりIラインを。重いアウターを着る日こそタックインが活躍します。
2025年にかけては、ラメやシアー、ベロアといった表情豊かな素材がトレンドになりそうです。こうした主役級の素材を活かすためにも、トップスはすっきりとタックインする着こなしが主流になるでしょう。
【まとめ】ロングスカートのトップスイン・しないをおさらい
ロングスカートのコーディネートを成功させるためのポイントを、最後にリストでおさらいしましょう。
- トップスイン・アウトは「どう見せたいか」で決める
- スタイルアップを狙うならトップスインが基本
- ウエストをマークすると脚長効果が期待できる
- インした後は「ブラウジング」でこなれ感を出す
- こなれ感やリラックス感を出したいならトップスアウト
- アウトスタイルはだらしなく見えないトップ選びが重要
- クロップド丈や裾デザインのあるものがおすすめ
- 迷ったら「コーデの主役」がスカートかトップスかで判断
- Tシャツは「フロントタック」が今っぽい
- ブラウスはシーンに合わせてフルタックと使い分ける
- スカートの形で最適なバランスは変わる
- 低身長さんはタックインで重心を上げるのが鉄則
- 骨格タイプに合わせるともっとスタイルアップできる
- ぽっちゃりさんは「ブラウジング」で賢く体型カバー
- 季節感やトレンド素材を取り入れてコーデを更新する