肌寒くなってくると恋しくなる、暖かくておしゃれなタートルネック。秋冬のワードローブに欠かせない定番アイテムですが、「モデルさんが着ると素敵なのに、自分が着るとなぜか似合わない…」と、クローゼットの前でため息をついた経験はありませんか?
首が詰まって見えたり、どっしりと着膨れして見えたりするそのお悩み、実はあなたの体型のせいではなく、骨格タイプとトップスの相性が原因かもしれません。
自分の骨格タイプを知れば、苦手だと思っていたタートルネックも、あなたの魅力を最大限に引き出す最強の味方になります。この記事では、骨格ストレート、骨格ウェーブ、骨格ナチュラルのタイプ別に、タートルネックが似合う骨格に近づくための選び方からきこなし術まで、詳しくご紹介します。
- タートルネックが似合わないと感じる根本的な原因
- 自分の魅力を知るための3つの骨格タイプ解説
- 骨格タイプ別に似合うタートルネックの具体的な選び方
- 手持ちのアイテムですぐできるスタイルアップ着こなし術
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タートルネックが似合わない原因は骨格タイプかも

- タートルネックが似合わないと感じる理由
- まずは3つの骨格タイプを知ろう
- 印象が変わるネックラインの種類ときこなし
- 特にタートルネックが似合う骨格タイプは?
- 骨格ストレートさんが選ぶべきネック
- 骨格ウェーブさんが得意なデザイン
タートルネックが似合わないと感じる理由
多くの方がタートルネックを苦手と感じる最大の理由は、首元からデコルテまでをすっぽりと覆ってしまうそのデザイン特性にあります。
首や鎖骨のラインが隠れることで、視線が自然と顔周りに集中し、顔の輪郭や大きさがいつもより強調されてしまうことがあるのです。
特に丸顔の方やエラが気になる方は、窮屈そうに見えてしまうことも。また、首が短く見えたり、肩周りががっしり見えたりと、全体的に詰まった印象を与えがちです。
でも、これは骨格タイプや顔の形といった、生まれ持った特徴との相性の問題。決してあなたのスタイルが悪いわけではないので、安心してくださいね。大切なのは、自分の特徴を客観的に理解し、それを活かすデザインを選ぶことなんです。
タートルネックが似合わないと感じる主な原因は、首元が詰まることで顔周りが強調されたり、首が短く見えたりすることにあります。「似合わない」のではなく「相性の良いデザインを知らないだけ」と考えると、タートルネック選びがもっと楽しくなりますよ。
まずは3つの骨格タイプを知ろう

自分に本当に似合うファッションを見つけるための心強い道しるべとなるのが「骨格診断」です。生まれ持った身体のラインや筋肉・脂肪のつき方、肌の質感などから、ストレート・ウェーブ・ナチュラルの3つのタイプに分類します。
それぞれのタイプの魅力を知ることで、タートルネック選びはもちろん、日々の洋服選びがぐっと楽しく、そして効率的になりますよ。
骨格タイプ | 特徴 |
---|---|
ストレート | 上半身に厚みがあり、バストやヒップの位置が高めなメリハリボディ。筋肉のハリを感じさせる、弾力のある肌質も特徴です。シンプルで高品質なものが似合います。 |
ウェーブ | 体は薄く、上半身は特に華奢。柔らかな曲線を描くボディラインで、肌質もふわふわと柔らかい傾向があります。装飾的でフェミニンなスタイルが得意です。 |
ナチュラル | 筋肉や脂肪よりも、骨や関節がしっかりとしたフレーム感のあるスタイリッシュなボディ。重心の偏りがなく、ラフでカジュアルなアイテムを着こなすのが得意です。 |
印象が変わるネックラインの種類と着こなし

一般的に「タートルネック」と呼ばれているものにも、実はネックラインの高さや形でさまざまな種類があります。
この微妙な違いを知っておくと、きこなしの選択肢がぐっと広がり、自分にぴったりの一枚を見つけやすくなります。
定番の折り返す「タートルネック」の他に、折り返さずにすっきり着られる「ハイネック」、それより少し短い丈感で挑戦しやすい「モックネック」などがあります。さらに、首から少し離れて立ち上がりモダンな印象の「ボトルネック」や、首元で優雅にたるむエレガントな「オフタートル」も。
これらのネックラインを戦略的に選ぶことが、骨格タイプに合わせた着こなしの最も重要なカギを握っているのです。

特にタートルネックが似合う骨格タイプは?


3つの骨格タイプの中で、タートルネックとの相性が最も良いとされているのが「骨格ナチュラル」さんです。
その理由は、骨格ナチュラルさんの持つ、しっかりとした骨格のフレームにあります。存在感のある骨格が、厚手のニットやボリュームのあるシルエットに負けることなく、むしろそれらをスタイリッシュに着こなすための土台となってくれるのです。
特徴である鎖骨や首筋のラインをタートルネックが程よくカバーすることで、気になる骨っぽさが和らぎ、顔周りがすっきりと洗練された印象に。他のタイプが悩みやすい「詰まり感」や「寂しさ」とは無縁で、リラックスした「こなれ感」を最も演出しやすいのが強みです。
骨格ストレートさんが選ぶべきネック


上半身に厚みがあり、リッチな魅力を持つ骨格ストレートさんは、首が詰まって見えやすいのが悩みどころ。そんなストレートさんが着痩せして見える鍵は、首周りに程よい「空間」を作ることです。
首にぴったりと密着するデザインは避け、首との間に少し隙間ができる「ボトルネック」や、短めの丈ですっきり見える「モックネック」を選びましょう。
首元に少し肌が見えるだけで、驚くほど抜け感が生まれます。素材は、体のリッチな質感を拾いすぎない、なめらかなカシミヤやファインメリノウールといった、編み目の細かいハイゲージのニットが、上品な魅力を引き立ててくれます。
骨格ウェーブさんが得意なデザイン


上半身が華奢で、柔らかなボディラインが魅力の骨格ウェーブさんは、あまりにシンプルなタートルネックだとデコルテ周りが少し寂しい印象になってしまうことも。
そこで、上半身に優しく華やかさをプラスしてくれるデザインを選ぶのが正解です。首元でゆったりと美しいドレープを描く「オフタートル」は、デコルテをエレガントにカバーしてくれるので、ウェーブさんの得意アイテム。
また、ネックラインや袖口にフリルやリボンがあしらわれたデザインも、寂しさを補い、フェミニンな印象を高めてくれます。モヘアやアンゴラのような、ふわふわとした起毛感のある素材も、柔らかな肌質にマッチして素敵ですよ。
骨格タイプ別・似合うタートルネックの選び方


- 骨格ナチュラルさんは素材感で選ぶ
- ストレート向けすっきり見えコーデ術
- ウェーブ向け華やかアクセサリー活用法
- ナチュラル向けこなれ感レイヤード術
- 店舗で試着する際のチェックポイント
- まとめ:骨格別タートルネックの選び方
骨格ナチュラルさんは素材感で選ぶ
前述の通り、多くのタートルネックを着こなせる骨格ナチュラルさんですが、その魅力を最大限に引き出すなら「素材感」にこだわりましょう。
体のフレーム感を拾いすぎず、おしゃれに見せてくれる、ざっくりとした風合いのローゲージニットや、立体的な凹凸のあるケーブル編みはまさにお得意のアイテム。
ウールやリネン、コットンといった、どこか素朴で風合いのある天然素材も、ナチュラルさんのヘルシーな雰囲気にぴったりです。逆に、薄手でつるっとしたきれいめなハイゲージニットは、骨格のラインを強調しすぎてしまうことがあるので、少し注意が必要かもしれません。
ストレート向けすっきり見えコーデ


骨格ストレートさんがタートルネックをすっきり着こなす合言葉は「縦のIライン」です。
最も簡単で効果的なテクニックは、胸元にV字のラインを作ってくれる長めのネックレスを合わせること。60cm以上のロングネックレスやY字ネックレスなら、視線が自然と縦に誘導され、首元の詰まり感が驚くほど緩和されます。
また、Vネックのジャケットやジレ、ボタンをいくつか開けたカーディガンを上から羽織るのもおすすめ。上半身にすっきりとした縦のラインが生まれ、シャープで洗練された印象になります。
髪をアップにしてうなじを見せるのも、抜け感を出すのに効果的ですよ。
骨格ストレートさんは、ロングネックレスやVネックの羽織りものをプラスして、コーディネートに「縦のライン」を作り出すことを意識してみてください。Iラインを強調することで、着痩せ効果とスタイルアップが同時に叶います。
ウェーブ向け華やかアクセサリー活用法


上半身が華奢な骨格ウェーブさんは、コーディネートの重心が下がって見えがち。
そこで、きらめくアクセサリーで華やかさを「足し算」して、目線を上に集めるのがおすすめです。デコルテ周りが間延びして見えないように、キラキラ光るビジュー付きや、上品なパールなど、顔周りをパッと明るく見せてくれる短めのネックレスを選びましょう。
華奢なイヤリングやピアスも、視線を上に集めるのに役立ちます。また、重心を高く見せるハイウエストのボトムスは必須アイテム。ふんわり広がるフレアスカートやチュールスカートと合わせれば、ウェーブさんの女性らしい魅力が全開になります。
ナチュラル向けこなれ感レイヤード


アイテムを重ねるほどにおしゃれに見える、レイヤード(重ね着)の達人である骨格ナチュラルさん。
タートルネックをコーディネートのインナーとして活用し、様々な組み合わせを楽しみましょう。
ざっくりとしたニットカーディガンやベストを重ねる王道スタイルはもちろん、あえてカジュアルなロゴスウェットやシャツワンピースの下にタートルネックを仕込むと、奥行きのある上級者スタイルが簡単に完成します。
タートル部分をきっちり折り返さずに、無造作にくしゅっとたるませて着るのも、計算された「こなれ感」を出すための大切なテクニックです。ワイドパンツやロングスカートと合わせた「ゆる×ゆる」のシルエットも、ナチュラルさんならおしゃれに着こなせます。



店舗で試着する際のチェックポイント
自分にぴったりの運命の一枚を見つけるには、やはり試着が欠かせません。デザインや色が気に入っても、一度袖を通してみることが大切です。お店で試着する際は、以下の3つのポイントをじっくりチェックしてみてください。
首周りのフィット感は?
まずは一番大事な首元から。首が苦しくないか、顎に当たらないか、そして鏡で見て詰まりすぎて見えないかを確認しましょう。特に骨格ストレートさんは、首とネックの間に指一本分くらいのゆとりがあるものが理想です。
肩や腕周りは合っている?
肩の縫い目が自分の肩の位置と合っているか、腕を動かしたときに窮屈でないかをチェックします。体のラインを拾いすぎず、かといって着られている感のない、程よいフィット感のものを選びましょう。
全体のシルエットは?
一歩下がって、必ず全身が映る鏡で全体のバランスを確認します。着丈は長すぎないか、着膨れして見えないかなど、客観的にチェックしましょう。持っているボトムスとの相性を頭の中でシミュレーションしながら選ぶと、買ってからの後悔が少なくなりますよ。
まとめ:骨格別タートルネックの選び方
これまで「タートルネックは自分には似合わない」と諦めていた方も、自分の骨格タイプという羅針盤を手に入れれば、きっと自信を持ってお気に入りの一枚が見つかるはずです。大切なのは、自分の体の特徴を好きになり、それを魅力的に見せる方法を知ること。この記事が、あなたが新しいおしゃれの扉を開くきっかけになれば嬉しいです。最後に、骨格タイプ別タートルネック選びのポイントを振り返ってみましょう。
- タートルネックが似合わない原因は顔周りの強調や詰まり感
- 骨格診断はストレート・ウェーブ・ナチュラルの3タイプ
- 骨格ストレートは首周りに空間を作ることが大事
- ストレートにはボトルネックやモックネックがおすすめ
- ストレートの素材はハイゲージのきれいめニット
- 骨格ウェーブは上半身に華やかさをプラス
- ウェーブにはオフタートルや装飾付きデザインが得意
- ウェーブの素材はモヘアなど柔らかくふわっとしたもの
- 骨格ナチュラルはタートルネックとの相性が良い
- ナチュラルにはローゲージなど風合いのある素材が似合う
- ストレートはロングネックレスで縦ラインを意識
- ウェーブは短めネックレスで目線を上げる
- ナチュラルはレイヤードスタイルでこなれ感を演出
- 試着では首周り・肩周り・全体のシルエットを確認
- 自分の骨格に合った選び方でタートルネックを楽しもう