40代・50代と年齢を重ねるにつれて、似合う服が分からなくなってきた…と感じていませんか。
若い頃とは体型も変わり、今までのカジュアルな服装がしっくりこない。かといって、どんなファッションブランドを選べば、今の自分に似合うきれいめカジュアルなスタイルになるのか迷ってしまいますよね。
この記事では、そんな大人の女性の悩みに寄り添い、50代のカジュアルスタイルを格上げしてくれる主要なブランドを徹底比較します。それぞれの特徴を詳しく解説しますので、あなたにぴったりのブランドがきっと見つかりますよ。
- 50代向け主要ブランド5選の全体比較
- 各ブランドの価格帯と品質の違い
- 23区やUNFILOなど各ブランドの詳細な特徴
- あなたのライフスタイルに合うブランドの選び方
50代のカジュアルブランド選びの悩み

- 40代・50代で似合う服が見つからない
- 大人世代の悩みに応えるブランド比較
- きれいめカジュアルを叶える選び方
40代・50代で似合う服が見つからない

「最近、何を着てもパッとしない」「若い頃に好きだったカジュアルな服が、急に似合わなくなった気がする」。40代や50代を迎えると、多くの方がこうした「ファッション迷子」の状態に陥りがちです。
その背景には、体型の変化が大きく関係しています。お腹周りやヒップラインが気になり始め、以前のようにTシャツとデニムだけでは、どこかだらしなく見えてしまうのではないか、という不安がよぎります。
だからといって、いかにも「おばさんぽい」と見られるような服は絶対に避けたいもの。品質が良く、上品で、今の自分を素敵に見せてくれる。そんな、大人のための「きれいめカジュアル」を叶えてくれるブランドを探している方は、本当に多いのではないでしょうか。
しかし、いざ探してみると選択肢が多すぎて、一体どのブランドが自分の悩みやライフスタイルに合っているのか、判断するのが難しいと感じてしまいますよね。
大人世代の悩みに応えるブランド比較

この記事の目的は、単に流行のブランドを並べることではありません。50代の私たちが抱える具体的な悩みに、各ブランドがどう応えてくれるのかを比較することです。
例えば、以下のような視点が大切になってきます。
- 気になるお腹周りや二の腕を、きれいにカバーしてくれるデザインか
- 安っぽく見えない、大人の品格に見合う上質な素材を使っているか
- 普段着としてリラックスして着たいのか、それともオフィスにも着ていけるきちんと感が欲しいのか
このように、私たちのリアルな悩みを軸にして、今回ご紹介する5つのブランドを公平な視点で詳しく見ていきます。それぞれの強みや、もしかしたら弱点になるかもしれない部分も正直にお伝えしていきますね。
きれいめカジュアルを叶える選び方

では、たくさんの選択肢の中から「これだ!」と思えるブランドに出会うためには、どんな点に注目すれば良いのでしょうか。ここでは、50代の私たちがブランドを選ぶ上で特に大切にしたい、3つの選び方をご紹介します。
一つ目は、「体型カバー力とシルエットの美しさ」です。ただ隠すのではなく、いかにスッキリと美しく見せてくれるかが鍵となります。素材の落ち感や、計算されたカッティングに注目してみましょう。
二つ目は、「価格と品質のバランス」です。もちろん品質が良いに越したことはありませんが、毎日のように着る普段着に、どれくらいの予算をかけるかは人それぞれ。価格に見合った価値(例えば、上質な素材感や丁寧な縫製)を感じられるかが重要です。
そして三つ目は、「自分のライフスタイルとの一致」です。お仕事でジャケットが必須な方と、ご近所でのリラックスしたおしゃれを楽しみたい方とでは、選ぶべきブランドは当然変わってきます。自分の生活シーンを思い浮かべながら、読み進めてみてください。
40代・50代きれいめカジュアルブランド5選比較

- 23区, UNTITLED, UNFILO,Pierrot,aquagarageを一覧で見る
- 価格と品質のバランスをチェック
- ターゲット層別のおすすめブランド
おすすめのきれいめカジュアルブランド一覧比較
まずは、今回ご紹介する5つの人気ブランド「23区」「UNTITLED」「UNFILO」「Pierrot」「aquagarage」の主な特徴を一覧表で比較してみましょう。それぞれのブランドが持つ得意分野や価格帯の違いを、大まかに把握してみてください。
| ブランド名 | 主なスタイル | 価格帯目安(トップス) | 強み・メリット | 注意点・デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 23区 | 上質・ベーシック (百貨店系) | 15,000円~ | 卓越した品質と縫製。流行に左右されない安心感。フォーマルにも強い。 | 価格帯が高め。デザインが保守的に感じられることも。 |
| UNTITLED | 洗練・オフィス (百貨店系) | 15,000円~ | シャープで美しいシルエット。働く女性向けの機能性(洗える等)。 | 価格帯が高め。デザインが「無難」と感じる場合も。 |
| UNFILO (アンフィーロ) | 機能性・モダン (WEB中心) | 5,000円~10,000円 | 高機能素材(イージーケア等)。オンワード品質でコスパ◎。 | オンライン中心。プレミアムな上質さより実用性重視。 |
| Pierrot (ピエロ) | 高見え・デイリー (プチプラ) | 2,000円~4,000円 | 価格以上の品質(高見え)。特にパンツ類の評価が高い。 | 人気商品は配送遅延の可能性。品質に多少のばらつきも。 |
| aquagarage (アクアガレージ) | トレンド・カジュアル (プチプラ) | 1,500円~4,000円 | 手頃な価格でトレンドを試せる。デザインが豊富。 | 品質や縫製にばらつきがある。配送対応の口コミが分かれる。 |
価格と品質のバランスをチェック
比較表からも分かる通り、50代向けのきれいめカジュアルと一口に言っても、価格帯には大きな幅があります。
23区、UNTITLEDは、「品質重視の本格派ブランド」と呼べるグループです。価格は高めですが、それは上質な素材や丁寧な縫製、計算されたデザインへの「投資」と考えることができます。一着を長く大切に着たい、品質には絶対に妥協したくないという方にとっては、納得のいく選択肢となるでしょう。
一方で、UNFILO、Pierrot、aquagarageは「手頃な価格帯のトレンド・実用ブランド」のグループです。トレンドのデザインを気軽に試せたり、高機能なアイテムが手頃な価格で手に入ったりするのが最大の魅力。ただし、この価格帯のブランドを選ぶ際は、レビューをよく読み、素材感や縫製について「高見え」するかどうかなど、自分の求める基準を満たしているか見極める「賢い消費」が求められます。
どちらが良い・悪いではなく、ご自身のファッションに対する価値観や予算に合わせて選ぶことが、満足のいくお買い物につながります。
ターゲット層別のおすすめブランド
それでは、あなたのニーズやライフスタイル別に、どのブランドがおすすめなのかを整理してみましょう。
▼品質と信頼感を最優先したい方
お仕事や少し改まった場所にも着ていける、間違いのない一着が欲しい方には「23区」や「UNTITLED」がおすすめです。価格に見合った品質と、どこへ行っても恥ずかしくないという安心感を与えてくれます。
▼機能性と価格のバランスを重視したい方
仕事も普段着もアクティブにこなしたい、お手入れが楽な服が欲しい。そんな方には「UNFILO」がぴったり。オンワード品質の高機能な服が、驚くほどの「グッドプライス」で手に入ります。
▼「高見え」と「着心地の良さ」を両立したい方
普段着がメインだけれど、だらしなく見えるのは嫌。そんな方には「Pierrot」が強い味方です。特にパンツ類は、楽な穿き心地ときれいなシルエットを両立させており、日常のあらゆるシーンで活躍します。
▼トレンドアイテムを気軽に試してみたい方
ベーシックな服は一通り持っているから、少し遊び心のあるアイテムを加えたい。そんな時には「aquagarage」を覗いてみると良いでしょう。予算を気にせず、新しいデザインやカラーに挑戦する楽しさを提供してくれます。
50代向けファッションブランド5選の詳細
- 23区:信頼と上質さの日本製ベーシック
- UNTITLED:洗練されたオフィススタイル
- UNFILO:機能性とモダンデザインの融合
- Pierrot:高見えデイリーカジュアル
- aquagarage:トレンドときれいめを両立
23区:信頼と上質さの日本製ベーシック


「23区」は、大手アパレル企業オンワード樫山が展開する基幹ブランドの一つです。「Japanese Women’s Standard」をコンセプトに掲げ、世代や時代を超えて愛される上質なベーシックアイテムを提供し続けています。
最大の魅力は、なんといってもその卓越した品質にあります。上質な素材選びと、細部にまでこだわった丁寧な縫製は、まさに「信頼の証」。特にジャケットやコート、スーツといった仕立ての良いアイテムは、着る人の品格をぐっと高めてくれます。
流行を追いすぎない普遍的なデザインは、一時のものではなく、10年後も愛せるような「投資価値のある」一着を求める50代の女性に最適です。どこへ行っても恥ずかしくないという絶対的な安心感と自信を与えてくれる、まさにお守りのようなブランドと言えるかもしれません。
一方で、その品質の高さから価格帯は高めに設定されています。また、デザインが良くも悪くも「ベーシック」で「コンサバティブ(保守的)」に映ることもあるため、ファッションに刺激やトレンド感を求める方には少し物足りなく感じる可能性もあります。
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UNTITLED:洗練されたオフィススタイル
「UNTITLED」は、ワールドグループが展開する、働く女性をメインターゲットにしたブランドです。「The Body Is Your Canvas. ~自分を自由に描く服~」というコンセプトの通り、着る人の個性を引き立てる、洗練されたリアルクローズを提案しています。
このブランドの真骨頂は、身体のラインを美しく見せる立体的なカッティングにあります。特にジャケットやワンピースは、ウエストが程よくシェイプされ、着るだけでスタイルアップして見えると評判です。シャープでモダンなデザインは、オフィスシーンで「プロフェッショナルな自分」を演出したい50代の女性にぴったりです。
また、ウォッシャブル(家庭洗濯可能)な素材を積極的に採用している点も、多忙な現代女性にとっては大きなメリット。いつでも清潔感を保てる手軽さは、日々の大きな助けとなります。
注意点としては、23区と同様に価格帯が高めであること。また、オフィス向けに特化している分、デザインが「無難」で「毎年同じように見える」という声も一部にはあります。安定感を求める方には最適ですが、休日用のカジュアルな遊び心を求める場合は、他のブランドと組み合わせてみるのも良いでしょう。
UNFILO:機能性とモダンデザインの融合


「UNFILO(アンフィーロ)」は、大手アパレル企業オンワード樫山が展開するブランドです。もともとは「自由区」のウェブ限定レーベルでしたが、オンラインでの買い物に慣れた40代・50代の女性をメインターゲットとしてリブランディングされました。
コンセプトは「動く。すべての人に、機能美を。」。その最大の魅力は、高性能な素材とお手入れのしやすさ(イージーケア)を、現代的でクリーンなデザインに落とし込んでいる点です。
UNFILOのアイテムは、非常に実用的でありながら洗練されています。例えば、シワになりにくい素材のパンツや、家庭で洗える美しいシルエットのブラウスは、仕事、家庭、趣味、旅行など、多様なシーンをアクティブにこなす50代の女性にぴったりです。スタイルを犠牲にすることなく、快適さと機能性を両立させてくれます。
このブランドがもたらす最大のベネフィットは、「あらゆる日常シーンで、気兼ねなく着られる上質感」かもしれません。在宅勤務からお出かけまで幅広く対応し、オンワードグループならではの品質を、手に取りやすい価格で提供している点も大きな魅力です。(多くのアイテムが10,000円以下)
ただし、もともとがウェブ限定レーベルであったことから、販売は主にオンラインが中心となります。その分、品質と価格のバランスに優れた、コストパフォーマンスの高いアイテムを探している方には、強くおすすめしたいブランドです。
Pierrot:高見えデイリーカジュアル


「Pierrot(ピエロ)」は、「高見え」と「コストパフォーマンス」を両立させた、30代から50代の幅広い世代に支持されるブランドです。プチプラから低価格帯でありながら、品質とトレンド感を絶妙なバランスで取り入れています。
このブランドの代名詞とも言えるのが、「高見えすっきりテーパードパンツ」に代表されるボトムス類です。多くの大人の女性が抱える「楽でありたいが、だらしなく見えたくない」というジレンマに対し、ウエストゴムで快適さを確保しつつ、センタープレスや美しいシルエットで美脚効果を演出するという、完璧な答えを出してくれています。
予算を抑えながらも「安く見えない」おしゃれを楽しみたい方、特に普段着として気兼ねなく履けるきれいめなパンツを探している方にとって、Pierrotは最強の味方となってくれるでしょう。UVカットや吸水速乾といった機能性アイテムが豊富なのも嬉しいポイントです。
プチプラブランドの宿命として、一部の商品では縫製や生地感にばらつきが感じられる可能性はゼロではありません。また、人気商品やセール期間中は注文が集中し、配送が遅れるケースもあるようなので、その点は留意しておくと良いでしょう。
aquagarage:トレンドときれいめを両立


「aquagarage(アクアガレージ)」は、Pierrotと同様に、トレンドアイテムを非常に手頃な価格で提供するプチプラブランドです。中心となるターゲット層は20代から40代ですが、そのデザインの豊富さから50代の利用者も少なくありません。
aquagarageの魅力は、ファッションの「遊び」の部分を気軽に満たせる点にあります。ベーシックなアイテムは一通り揃っているけれど、今シーズン流行のカラーやデザインにもちょっと挑戦してみたい。そんな時に、数千円でトレンドアイテムが手に入るのは大きなメリットです。
普段は選わばないような華やかなブラウスやワンピースも、この価格なら失敗を恐れずに試すことができます。ワンシーズンで着倒すつもりで新しいスタイルに挑戦し、自分のクローゼTに新鮮な風を吹き込みたい方に向いています。
一方で、口コミを見ると「配送が遅い」「連絡がない」といったECサイトの運営面での不満や、「縫製が雑だった」「生地が思ったより薄かった」といった品質のばらつきに関する指摘も一定数見られます。価格が安い分、品質面では当たり外れがあるリスクも理解した上で、賢く利用することが求められるブランドです。
50代カジュアルブランド選びの疑問解消
- 40代と50代のファッションブランドの違い
- 通販で失敗しないサイズの選び方
- 50代のきれいめカジュアルブランド総括
40代と50代のファッションブランドの違い
「40代向けのブランド」と「50代向けのブランド」に、厳密な境界線はありません。実際、40代で人気のブランドを50代の方が素敵に着こなしているケースはたくさんあります。
ただ、あえて違いを挙げるとすれば、50代になると「品格」や「上質さ」の重要性がさらに増すという点かもしれません。40代まではトレンド感を強めに出したスタイルも楽しめますが、50代では、そこに「清潔感」や「素材の良さ」が伴わないと、ちぐはぐな印象を与えてしまうことがあります。
また、体型カバーのデザインも、より洗練されたものが求められます。例えば、ゆったりしたシルエットでも、計算されたカッティングや落ち感のある素材で、だらしなく見えない工夫が凝らされているかが大きな違いとなって現れます。
40代向けのブランドを選ぶ際も、その中から「品」を感じられるアイテムを意識的に選ぶことが、50代のきれいめカジュアルを成功させる秘訣です。
通販で失敗しないサイズの選び方
今回ご紹介したUNFILO、Pierrot、aquagarageのように、オンライン通販が中心のブランドを利用する際、一番の不安は「サイズ選び」ですよね。ここで、失敗のリスクを減らすための具体的なコツをご紹介します。
- 普段MサイズだからMを選べば大丈夫?
それは危険です。ブランドやアイテムによって、同じMサイズでも実寸は全く異なります。
必ず、ご自身の「バスト・ウエスト・ヒップ・肩幅・袖丈」などの最新の実寸をメジャーで測り直してみてください。そして、その数値と、商品ページに記載されている「商品の実寸サイズ」を徹底的に比較することが最も重要です。- レビューのどんなところを見ればいい?
「サイズ感」に関する具体的なコメントに注目しましょう。
「身長〇〇cm、体重〇〇kgで普段はLですが、これはMでぴったりでした」「二の腕が太めなのでワンサイズ上げました」といった、自分と似た体型の方のレビューは非常に参考になります。また、「生地の伸縮性」についてのコメントも、着心地を左右する大切な情報です。
少し手間に感じるかもしれませんが、このひと手間が「届いたけど着られなかった」という悲しい失敗を防いでくれます。ブランドによってはオンラインでのスタイリング相談サービスなどがある場合もあるので、積極的に活用するのも賢い方法です。
50代のきれいめカジュアルブランド総括
この記事では、50代の女性に向けたきれいめカジュアルブランド5選を、それぞれの特徴や価格帯、注意点とともに徹底比較してきました。
- 50代のファッションは「品格」と「体型カバー」が鍵
- きれいめカジュアルはブランド選びが重要
- 23区は品質と信頼性を最優先する方におすすめ
- UNTITLEDは洗練されたオフィススタイルが得意
- UNFILOは機能性とモダンデザインを両立
- Pierrotは高見えするデイリーパンツが人気
- aquagarageはトレンドをプチプラで試したい時に
- 本格派ブランドは投資価値のある一着に
- 手頃なブランドは品質の見極めが必要
- 自分のライフスタイル(仕事か普段着か)で選ぶ
- 価格と品質のバランスを考える
- 通販では実寸サイズとレビューの確認が不可欠
- 50代のカジュアルは「清潔感」が大切
- 悩んだら自分の「なりたい姿」を想像する
- 今回比較した5ブランドで理想の一着を見つけよう
大切なのは、どのブランドが一番優れているか、ではなく、どのブランドが「今のあなた」を一番輝かせてくれるか、です。ご自身のライフスタイルや価値観、そして予算と相談しながら、これからの毎日を共にする素敵な一着を見つけてくださいね。


