骨格ストレートのシャツ選びって、なんだか難しく感じませんか?
「シャツを着ると、なぜかガッチリ見えてしまう…」「自分に似合う骨格ストレート向けのシャツがわからない」そんなお悩みを抱えている方も多いかもしれません。
特に、骨格ストレートに合うシャツの襟の形や、着太りして見えないかという点は気になりますよね。せっかくシャツでおしゃれを楽しみたいのに、スタイルが悪く見えてしまったら残念です。
でも、ご安心ください。骨格ストレートの持つ魅力を最大限に引き出すシャツ選びには、いくつかの簡単なコツがあるんです。
この記事では、あなたのそんなお悩みを解決し、自信を持ってシャツを着こなすためのポイントを、分かりやすく徹底的に解説していきます。
- 骨格ストレートが着太りするシャツの特徴
- スタイルアップするシャツの選び方のコツ
- シャツを使ったおしゃれなコーディネート術
- 骨格ストレートにおすすめのブランド
骨格ストレートのシャツ|着太りを防ぐ基本

- 骨格ストレートの身体的な特徴とは?
- なぜか着太りするシャツの共通点
- ハリのある素材選びが重要な理由
- 似合う骨格ストレートのシャツの襟はV開き
- ジャストサイズを選ぶのが鉄則
- おすすめの骨格ストレート向けシャツのデザイン
骨格ストレートの身体的な特徴とは?

まずはじめに、骨格ストレートさんの身体的な特徴についておさらいしましょう。ご自身の体の特徴を理解することが、似合うシャツを見つける一番の近道になりますよ。
骨格ストレートさんの体は、立体的でメリハリのある、グラマラスな魅力を持っています。筋肉がつきやすく、肌にハリと弾力があるのも特徴です。重心が上半身にある「上重心」タイプで、胸や肩周りに厚みがあり、ウエストやヒップの位置が高い傾向にあります。
具体的には、こんな特徴が挙げられます。
・首は比較的短めで、鎖骨はあまり目立たない
・胸の位置が高く、厚みがある(鳩胸さん)
・ウエストとヒップの位置が高い
・二の腕の外側や太ももの前側にハリがある
・膝から下はすっきりと細く、直線的
この「上半身の厚み」と「ハリのある質感」こそが、シャツ選びの重要なポイントになります。この特徴を活かすことで、洗練された着こなしが実現するのです。
なぜか着太りするシャツの共通点

「このシャツを着るとなんだか太って見える…」と感じた経験はありませんか?それは、骨格ストレートさんの特徴とシャツのデザインが合っていないからかもしれません。着太りしてしまうシャツには、いくつかの共通点があります。
オーバーサイズのデザイン
流行のオーバーサイズやAラインのシャツは、実は骨格ストレートさんにとっては少し難しいアイテム。胸や肩の厚みから生地がまっすぐ落ちてしまい、体の厚みをさらに強調し、寸胴に見せてしまうことがあるのです。ドロップショルダーも、肩幅を広く見せてしまう原因になりがちです。
柔らかすぎる・薄すぎる素材
シフォンや薄手のジャージー素材、ストレッチ性の高いリブニットなど、柔らかくて体にフィットする素材は要注意。体のラインを拾いすぎてしまい、かえって肉感を強調してしまう可能性があります。ざっくりしたリネンなども、ハリのある肌質と馴染みにくいことがあります。
詰まったネックライン
クルーネックやタートルネック、ボートネックなど、首元が詰まったデザインは、骨格ストレートさんの特徴である短めの首をさらに短く見せ、窮屈な印象を与えてしまうことがあります。顔周りがスッキリ見えない原因にもなってしまいます。
過度な装飾
胸元のフリルやギャザー、大きなリボン、パフスリーブといった装飾は、もともとボリュームのある上半身にさらにボリュームを足してしまいます。骨格ストレートさんは、「引き算」のスタイリングを意識するのが、スタイルアップへの鍵となります。
ハリのある素材選びが重要な理由

骨格ストレートさんのシャツ選びで、デザインと同じくらい大切なのが「素材」です。キーワードは、ずばり「ハリ感」です。
骨格ストレートさんは、もともと肌にハリと弾力があります。そのため、同じようにハリのあるしっかりとした素材の服を選ぶと、ご自身の肌質と調和して、とてもきれいに見えるのです。ハリのある素材は、体のラインを拾いすぎず、美しいIラインシルエットを自然に作ってくれます。
逆に、てろっとした柔らかい素材は、体の曲線にまとわりついてしまい、肉感を拾って着太りの原因になることがあるため、少し注意が必要です。
・コットン(オックスフォード、ブロードなど高密度のもの)
・サテン(光沢があり、しっかりしたもの)
・ハイゲージニット(目が詰まって滑らかなもの)
・ノンウォッシュデニム
シャツを選ぶときには、ぜひ生地の質感にも注目してみてくださいね。
似合う骨格ストレートのシャツの襟はV開き

着太りを防ぎ、すっきりとした印象を作るために最も重要なのが、シャツの襟元、つまりネックラインの形です。骨格ストレートのシャツの襟は、胸元を開けて縦のラインを強調するのが大正解です。
最もおすすめなのは、以下のネックラインです。
- Vネック: デコルテをすっきり見せ、首を長く見せる効果が抜群です。
- スキッパーカラー: Vネックの開きとシャツ襟のきちんと感を両立した、まさに理想的なデザイン。自然な抜け感が生まれます。
- 開襟シャツ(オープンカラー): Vネックと同様の効果があり、リラックスした雰囲気を演出できます。
普通のスタンダードカラーのシャツを着る場合でも、第一ボタンや第二ボタンを開けて、自分でVゾーンを作ることを意識するだけで、見違えるほどすっきりします。首元に抜け感を作ることで、上半身の厚みが緩和され、洗練された印象になるのです。
ジャストサイズを選ぶのが鉄則

骨格ストレートさんにとって、シャツのサイズ選びは非常に重要です。よく言われる「ジャストサイズ」を選ぶのが鉄則ですが、これは「体にぴったりフィットする」という意味ではありません。
本当のジャストサイズとは、肩の縫い目が自分の肩の骨のちょうど上にあり、体のラインに変なシワが寄ったり、生地が余ったりしない状態を指します。大きすぎると着太りして見え、小さすぎると体の厚みを拾って窮屈に見えてしまいます。
特にチェックしたいポイントは以下の通りです。
- 肩の位置は合っているか?
- 胸周りはきつくないか?
- 腕を動かしたときに背中が突っ張らないか?
ブランドによってサイズ感は異なるので、タグの表示だけでなく、必ず試着して自分の体に合った一着を見つけることが大切です。体のフレームに沿ったきれいなシルエットのシャツは、骨格ストレートさんの魅力を最大限に引き出してくれます。
おすすめの骨格ストレート向けシャツのデザイン
最後に、骨格ストレートさんに似合うシャツの具体的なデザインについて見ていきましょう。基本は「シンプル&クリーン」です。もともと体にメリハリがあるので、服で装飾を盛る必要はありません。
袖のデザイン
袖付けは、肩のラインをすっきり見せる「セットインスリーブ」がおすすめです。これは、袖が肩先で身頃に取り付けられている、ごく一般的な袖の形です。ドロップショルダーやラグランスリーブは、肩周りを大きく見せてしまうことがあるので避けた方が無難です。
着丈
着丈は、腰骨あたりにくる標準的な長さがベスト。タックインしても腰回りがもたつかず、すっきりと着こなせます。チュニックのような長すぎる丈は、Iラインを崩してしまうので注意しましょう。
柄
柄物を取り入れるなら、縦のラインを強調する「ストライプ柄」が最適です。もし花柄などを選ぶ場合は、小さくて細かい柄よりも、コントラストがはっきりした大きめの柄の方が、骨格ストレートさんの持つ華やかさにマッチします。
シンプルなデザインこそ、骨格ストレートさんの洗練された魅力を引き立てる最高のパートナーなのです。
骨格ストレートのシャツ選び方とコーデ術
- パンツと合わせたおすすめコーデ
- スカートと合わせたおすすめコーデ
- シャツと合わせたいアクセサリーの選び方
- 骨格ストレートにおすすめのブランド
- Q&A|よくある質問
- まとめ:骨格ストレートのシャツ選びとコーデ
パンツと合わせたおすすめコーデ

似合うシャツを選んだら、次はコーディネートです。骨格ストレートさんは、パンツスタイルがとても得意。シャツで作った上半身のIラインを、そのままボトムスに繋げるのがポイントです。
センタープレス入りテーパードパンツ
最もおすすめなのが、センタープレス入りのテーパードパンツです。太もも周りには適度なゆとりがありつつ、足首に向かって細くなるシルエットが、骨格ストレートさんの脚のラインをとても美しく見せてくれます。シャツをフロントだけタックイン(フレンチタック)すると、こなれ感が出て素敵ですよ。
ストレートパンツ
ヒップから裾までがまっすぐに落ちるストレートパンツも、Iラインを強調してくれる得意なアイテム。きれいめのシャツと合わせれば、オフィスにもぴったりの知的で上品なスタイルの完成です。フルタックインして、ウエストラインをすっきり見せましょう。
シャツのボタンを2つほど開けてVネックを作り、袖を少しだけまくって手首を見せると、さらに抜け感が出てスタイルアップ効果が高まります。
スカートと合わせたおすすめコーデ

スカートを合わせる場合も、パンツと同様に「縦のライン」を意識することが大切です。広がりすぎないすっきりとしたシルエットのスカートを選びましょう。
タイトスカート・ナロースカート
骨格ストレートさんのメリハリボディを最もきれいに見せてくれるのが、タイトスカートやナロースカートです。腰回りのラインにフィットし、縦長のシルエットを強調してくれます。ハリのある素材のシャツを合わせれば、上品で女性らしいコーディネートになります。
マーメイドスカート
ヒップ周りはフィットしつつ、裾に向かって緩やかに広がるマーメイドスカートもおすすめです。体のラインを崩さずに、エレガントな動きをプラスしてくれます。シャツはウエストにしっかりタックインして、メリハリをつけましょう。
ボリュームのあるプリーツスカートやフレアスカートは、下半身が横に広がって見えやすいので、選ぶ際には素材やシルエットに注意が必要です。
シャツと合わせたいアクセサリーの選び方

コーディネートの仕上げに欠かせないアクセサリー。ここでも、縦のラインを意識することがスタイルアップの鍵になります。
ネックレス
チョーカーや短いネックレスは、首を短く見せてしまうことがあるため、避けた方が良いでしょう。おすすめは、胸元で「V字」や「Y字」を描く、少し長めのネックレスです。シャツの開いた襟元から覗かせることで、視線を下に誘導し、顔周りをシャープに見せる効果があります。
シンプルなチェーンに一粒のペンダントトップがついたデザインなども、上品でとてもよく似合います。
バッグやベルト
バッグは、くたっとした柔らかい素材のものより、かっちりとしたレザーのトートバッグなど、直線的で構造的なデザインのものが得意です。ベルトを使う場合は、シンプルで上質なものを選ぶと、コーディネート全体が引き締まります。
アクセサリーも「シンプル&上質」を心がけると、骨格ストレートさんの洗練された魅力が一層引き立ちますよ。
骨格ストレートにおすすめのブランド
「じゃあ、具体的にどこのブランドで探せばいいの?」という方のために、骨格ストレートさんに似合うシャツが見つかりやすい、おすすめのブランドをいくつかご紹介します。
| ブランド | 特徴 |
|---|---|
| UNIQLO (ユニクロ) | 高品質なベーシックアイテムが豊富。特にエクストラファインコットンシャツなど、ハリのある素材のシャツは要チェックです。 |
| 23区 | 大人の女性に向けた、上質で洗練されたスタイルが魅力。特にイタリアの老舗メーカーの生地を使ったシャツなど、素材にこだわったハリのあるアイテムが見つかります。 |
| UNFILO (アンフィーロ) | 機能性とデザイン性を両立させたWEB中心のブランド。動きやすく手入れが簡単な素材でも、きれい見えするすっきりとしたシルエットのアイテムが豊富です。 |
| aquagarage (アクアガレージ) | トレンド感のあるきれいめアイテムが手頃な価格で見つかります。骨格ストレートが得意なVネックやスキッパーデザインのシャツ・ブラウスが豊富で、気軽に試せるのが魅力です。 |
これらのブランドは、シンプルで質の良い、きれいなシルエットのアイテムを多く扱っているのが特徴です。ぜひお店で、ご自身にぴったりの一着を探してみてくださいね。
Q&A|よくある質問
- バンドカラーシャツは似合いますか?
-
はい、似合いやすいアイテムです。襟のボリュームが少ないので、首元がすっきり見えます。ただし、一番上のボタンまで留めると詰まって見えることがあるので、いくつかボタンを開けてVゾーンを作って着こなすのがおすすめです。
- チュニック丈のシャツはどうしても着たいのですが…
-
チュニック丈は重心を下げ、Iラインを崩しやすいため、骨格ストレートさんには少し難しいアイテムです。もし着る場合は、細身のストレートパンツやテーパードパンツと合わせ、ベルトでウエストマークをしてメリハリをつけるとバランスが取りやすくなります。
- チェック柄のシャツは着てもいいですか?
-
はい、大丈夫です。ただし、柄の選び方がポイントになります。ギンガムチェックのような細かい柄よりも、コントラストがはっきりした大きめのチェック柄の方が、骨格ストレートさんの華やかな雰囲気によく似合います。素材は、ハリのあるネルシャツなどがおすすめです。
まとめ:骨格ストレートのシャツ選びとコーデ
骨格ストレートさんのシャツ選びとコーディネートのポイントをまとめてみました。たくさんのルールがあるように感じるかもしれませんが、基本はとてもシンプルです。ぜひ、これらのポイントを意識して、シャツのおしゃれを楽しんでくださいね。
- 骨格ストレートは立体的でメリハリのあるボディが特徴
- 着太りの原因はオーバーサイズや柔らかすぎる素材
- 首元が詰まったデザインや過度な装飾も避ける
- シャツ選びで最も重要なのは「ハリのある素材」
- 体のラインを拾わず美しいシルエットを作る
- ネックラインはVネックやスキッパーで縦のラインを強調
- スタンダードカラーはボタンを開けてVゾーンを作る
- サイズは大きすぎず小さすぎない「ジャストサイズ」が鉄則
- 肩のラインが合ったものを選ぶ
- デザインはフリルなどのないシンプル&クリーンなものがベスト
- パンツはテーパードやストレートでIラインを意識
- スカートはタイトやナローシルエットですっきりと
- アクセサリーはV字やY字のロングネックレスがおすすめ
- 自分に似合うポイントを知ればシャツ選びはもっと楽しくなる
- 自信を持ってシャツを着こなして毎日のおしゃれを輝かせる
