冬の定番アイテム、タートルネック。暖かくて魅力的ですが、私たち骨格ストレートタイプにとっては、少し悩ましい存在ですよね。
「なんだか首が詰まって見える…」「タートルネックが似合わない気がする…」そんな風に感じたことはありませんか?特にハイネック全般を避けてしまうと、冬のコーデの幅も狭まってしまいます。
でも、諦めるのはまだ早いですよ。なぜ骨格ストレートはタートルネックが苦手なのか、その理由を知れば、上手に着こなすコツが見えてきます。
この記事では、あなたの魅力を活かしつつ、タートルネックやハイネックを楽しむための具体的な方法を、分かりやすくご紹介していきますね。
- 骨格ストレートがタートルネックで着太りする理由
- 似合わないを克服するハイネックの選び方
- 着こなしを格上げするコーデのコツ
- 本当に似合うおすすめネックライン紹介
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骨格ストレートがタートルネックで似合わない理由

- 骨格ストレートの体型的な特徴とは?
- タートルネックが似合わない根本原因
- 首が詰まる「着太り」のメカニズム
- 素材選びで失敗していませんか?
- 顔の形や肩のラインも影響する?
骨格ストレートの体型的な特徴とは?

まず、私たち「骨格ストレート」タイプがどんな体型なのか、おさらいしてみましょう。
骨格ストレートの一番の特徴は、立体的でメリハリのあるボディラインです。バストやヒップの位置が高めで、上半身にボリュームが出やすい「上重心」なのがポイント。身体に厚みがあり、肌にもハリ感や弾力があると言われています。
このメリハリこそが、シンプルな服をリッチでシックに着こなせる最大の強みなんです。一方で、その「厚み」や「ハリ感」が、特定のデザインや素材と相性が悪い場合があるんですね。
タートルネックが似合わない根本原因
では、なぜ骨格ストレートはタートルネックが似合わないと感じやすいのでしょうか。
その最大の理由は、タートルネックが私たちのチャームポイントであるデコルテの厚みを、そのまま拾ってしまうからです。骨格ストレートタイプは、首がやや短めに見える傾向もあります。
そこに首を完全に覆うタートルネックを着ると、首から胸にかけてのラインが布で一体化してしまい、視覚的に「抜け感」がなくなってしまいます。これが、窮屈そうに見えたり、たくましく見えたりする根本的な原因なんです。
首が詰まる「着太り」のメカニズム

タートルネックを着ると「着太りする」と感じるのには、ちゃんとした理由があります。
前述の通り、首が布で隠れることで、顔と胴体が一体化して見えやすくなります。視覚的に首の長さがゼロになってしまうと、顔がドンと体にめり込んでいるような印象を与えかねません。
さらに、タートルネックは顔の輪郭をはっきりと縁取るデザインです。そのため、顔の大きさや丸さがかえって強調されてしまうことも。この「詰まった感じ」こそが、着太りして見えるメカニズムの正体なんですね。
素材選びで失敗していませんか?

タートルネックが似合わない原因は、デザインだけでなく「素材」にも隠されています。
骨格ストレートタイプは、もともと肌にハリがあります。そのため、服の素材も、体の質感と合わせてハリのあるものを選ぶのが鉄則です。
例えば、ざっくりとしたローゲージニットや、ふわふわしたモヘア、柔らかすぎる薄手の素材は、体の肉感を拾いすぎてしまい、「ムチムチ」「パツパツ」とした印象になりがち。これが着太りをさらに加速させてしまうんです。
◎ 似合う素材(ハリ・高級感)
ハイゲージニット、ぱりっとしたコットン、ウール、サテン、レザーなど。体のラインを拾いすぎず、きれいなIラインを作ってくれます。
△ 苦手な素材(柔らかい・薄い)
ローゲージニット、シフォン、薄手のジャージー素材、過度に伸縮性のあるもの。体の厚みを強調しやすいので注意が必要です。
顔の形や肩のラインも影響する?

「骨格ストレートは全員タートルネックがダメ」というわけでも、実はないんです。顔の形や肩のラインによっても、似合いやすさは変わってきます。
例えば、丸顔の方やあご周りが気になる方は、首元が詰まると輪郭がより強調されやすい傾向があります。逆にあごのラインがシャープで首が長めの方は、比較的着こなしやすい場合もあるでしょう。
また、骨格ストレートタイプは肩周りや僧帽筋がしっかりしていることも多いため、タイトなネックラインが肩幅を広く見せてしまう可能性も。このように、似合わない理由は一つではなく、いくつかの要因が重なっているんですね。
骨格ストレートがハイネックを着こなす秘訣

- 似合うハイネック選び3つのコツ
- 解決策は「疑似Vネック」コーデ
- アクセサリーで視線をコントロール
- 苦手克服!ネックデザインの選び方
- VネックやUネックが最強の理由
- 骨格ストレートとタートルネック総まとめ
似合うハイネック選び3つのコツ
タートルネックは難しくても、ハイネックのすべてが苦手というわけではありません。骨格ストレートでも似合うハイネックを選ぶには、3つのコツがあります。
- 素材は「ハイゲージ」で「ハリ」のあるもの
前述の通り、素材選びは最重要です。編み目が細かく、滑らかで、体の肉感を拾いすぎない「ハイゲージ」のニットを選びましょう。 - サイズ感は「ジャスト」か「ワンサイズ上」
体にぴったりと張り付く「ピタピタ」サイズはNG。かといって、大きすぎるオーバーサイズも着太りの原因になります。体のラインに沿いつつも、適度なゆとりのあるサイズ感がベストです。 - 首元には「わずかな隙間」を
首にぴったり密着するものではなく、生地と肌の間に少し「ゆとり」や「隙間」ができるデザインを選ぶと、詰まった印象が和らぎます。
A. はい、大丈夫です。
ただし、リブの幅に注目してください。幅の広いリブは横に広がって見えやすいため、できるだけ幅の狭い(細かい)リブ編みを選ぶのがおすすめです。
A. 定番のタートルネックは、ジャストサイズを選びましょう。ほどよく体のラインが見えるのが太って見えないコツです。
解決策は「疑似Vネック」コーデ

ハイネックのトップスを1枚で着るのが難しくても、コーデ次第で驚くほどすっきり見せることが可能です。
その一番のテクニックが、アウターや重ね着で「疑似Vネック」を作ること。タートルネックの上に、Vネックのカーディガンやジレ(ベスト)、ジャケットなどを羽織ってみてください。
こうすることで、上半身に強い「縦のライン(Iライン)」が生まれ、タートルネックが持つ横方向の詰まった印象を打ち消してくれます。視覚的に横幅が分断されるので、驚くほどスリムに見えるんですよ。

アクセサリーで視線をコントロール


コーデだけでなく、小物使いも着痩せの重要なポイントです。
タートルネックやハイネックを着る日は、視線を下方向へ誘導する「ロングネックレス」をぜひ試してみてください。特に、V字やY字を描くデザインのものは、疑似Vネックと同じ効果を生み出し、首元をすっきりと見せてくれます。
また、髪型も重要です。髪を下ろしていると首周りがもたついて見えるため、ポニーテールやお団子ヘアなど、すっきりとアップにするのがおすすめ。物理的に首周りに空間を作ることで、詰まった印象がかなり軽減されますよ。
苦手克服!ネックデザインの選び方


一口に「首が詰まったトップス」と言っても、デザインは様々です。骨格ストレートタイプにとっての「難易度」を知っておくと、アイテム選びがぐっと楽になります。
最も難しいのは、やはり首元で生地が二重になる「折り返しタートルネック」。これはボリュームが最大になるため、避けるのが賢明です。
それよりも、折り返しのない一層の生地でできた「モックネック」や「ハイネック」の方が、ボリュームが抑えられるため、格段に着こなしやすくなります。
特におすすめなのが「ボトルネック」。立ち上がりは短いですが、襟の幅が広く、首の一部が自然に見えるデザインです。これなら窮屈さを感じさせず、暖かさもキープできます。
ネックデザイン | 骨格ストレートへの推奨度 | 特徴 |
---|---|---|
折り返しタートルネック | ★☆☆☆☆(難) | 生地が二重になり最もボリュームが出る |
モックネック/ハイネック | ★★★☆☆(可) | 生地が一層で、タートルよりすっきり |
ボトルネック | ★★★★☆(推奨) | 立ち上がりが低く、首に隙間ができる |
VネックやUネックが最強の理由
ここまでハイネックの攻略法をお伝えしてきましたが、やはり骨格ストレートタイプの魅力を最大限に引き出してくれるのは、デコルテをすっきりと見せる「縦開きのネックライン」です。
中でも「Vネック」は、議論の余地なく最強の味方。V字のラインが強力な縦の線を作り、視線を下へ誘導してくれるため、首を長く、上半身全体をスリムに見せる効果が抜群です。
同様に「Uネック」も、Vネックよりは柔らかい印象ですが、しっかりと縦の抜け感を作ってくれます。また、「スクエアネック」の直線的なラインも、骨格ストレートのシックな雰囲気にとてもよく合いますよ。
大切なのは、首元に「前下がり(縦の深さ)」と「天幅(横の広さ)」がしっかりあること。これが、私たちが得意とする「抜け感」を作ってくれるんです。
骨格ストレートとタートルネック総まとめ
骨格ストレートタイプとタートルネックについて、理由から対策までご紹介してきました。最後に、大切なポイントをリストでおさらいしましょう。
- 骨格ストレートは上半身に厚みとハリがある
- タートルネックはその厚みを拾い、首を短く見せる
- ローゲージや柔らかい素材は着太りの原因になる
- 似合うハイネックを選ぶコツは「素材」「ゆとり」「高さ」
- ハイゲージでハリのある素材を選ぶ
- 首元にはわずかな隙間(ゆとり)を持たせる
- 折り返しタートルよりモックネックやボトルネックを選ぶ
- ハイネックを着る時は「疑似Vネック」コーデが最強
- ジレやVネックカーディガンを羽織る
- ロングネックレス(V字・Y字)で縦ラインを強調する
- ヘアスタイルはすっきりとアップにする
- 最強の味方はVネックやUネック
- デコルテに縦の開きを作ることが着痩せの鍵
- 「似合わない」と諦めず、選び方と着こなしで攻略できる