骨格ストレートに似合わないスーツは?着痩せして見えるスーツの選び方

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骨格ストレートに似合うスーツ

骨格ストレートと診断されたけど、なんだかスーツがしっくりこない…。

がっしり見えたり、着太りしてしまったりと、スーツ選びに悩んでいませんか?メリハリのある体型が魅力の骨格ストレートさんですが、その特徴を理解しないと、せっかくのスーツスタイルが台無しになってしまうことも。

でも、ご安心ください。自分の骨格タイプに合うスーツの選び方を知れば、誰でも簡単におしゃれで着痩せする着こなしが叶います。

この記事では、骨格ストレートさんが避けるべきスーツのデザインから、スタイルアップして見えるスーツの選び方、コーディネートのコツまで、分かりやすく徹底解説します。

  • 骨格ストレートに似合わないスーツの特徴
  • 着痩せして見えるスーツ選びの基本
  • Iラインを強調するコーディネート術
  • シーン別のおすすめブランドと着こなし
目次

骨格ストレートに似合わないスーツの特徴

POINT
  • 骨格ストレートの基本とスタイリング
  • 着太りして見えるデザインの共通点
  • 避けるべきジャケットの形とディテール
  • シルエットを崩すボトムスとは
  • 印象を左右する素材と柄のミスマッチ
  • コーディネートで注意したいインナー

骨格ストレートの基本とスタイリング

骨格ストレートの特徴

まずはじめに、骨格ストレートさんの特徴をおさらいしましょう。骨格ストレートさんは、立体的でメリハリのある、グラマラスな体つきが魅力です。

バストやウエストの位置が高く、上半身に重心があるのが特徴で、肌にはハリと弾力があります。この生まれ持った存在感を活かすことが、スタイルアップへの一番の近道なんです。

スタイリングで目指すゴールは、アルファベットの「I」のような、すっきりと途切れのない縦長のシルエットを作ること。身体そのものに華やかさがあるので、過度な装飾は不要です。

むしろ、余計なものを削ぎ落とす「引き算スタイル」を意識することで、洗練された印象になりますよ。

スタイリングのキーワード

・目指すは「Iラインシルエット」

・基本は「引き算スタイル」

・素材は「ハリ感」を重視

この3つのポイントを覚えておくだけで、スーツ選びがぐっと楽になります。

着太りして見えるデザインの共通点

骨格ストレートに似合わないスーツは?着太りして見えるデザインの共通点

では、なぜ特定のスーツを着ると着太りしてしまうのでしょうか。その原因は、骨格ストレートさんの特徴とデザインの相性にあります。特に注意したいのが、ボリュームを足してしまうデザインです。

例えば、トレンドのオーバーサイズやビッグシルエットのアイテム。ゆったりしていて楽そうに見えますが、すでに重心のある上半身にさらにボリュームを加えてしまい、全体が大きく見えてしまう原因になります。

また、フリルやプリーツ、ペプラムといった装飾的なデザインも、横のラインを強調してしまうため、理想のIラインを妨げてしまいます。

そして意外な落とし穴が、ハイウエストのボトムスです。脚長効果が期待できそうですが、骨格ストレートさんの場合、もともと高いウエスト位置をさらに引き上げてしまい、上半身が詰まって見え、窮屈な印象を与えてしまうことがあるので注意が必要ですよ。

避けるべきジャケットの形とディテール

骨格ストレートに似合わないスーツは?避けるべきジャケットの形とディテール

スーツの印象を大きく左右するジャケット選びは、特に慎重に行いたいところ。骨格ストレートさんが苦手とするジャケットには、いくつかの共通点があります。

まず、首元が詰まって見えるラウンドネック(丸首)のノーカラージャケットは避けるのが無難です。首が短く見え、胸元の厚みが強調されてしまう可能性があります。もしノーカラージャケットを選ぶなら、後述するVネックタイプがおすすめです。

また、ダブルブレストのジャケットは、生地が重なるデザインのため、どうしても胴回りに厚みが出てしまいます。着こなすには完璧なサイズ選びが必須となり、少し難易度が高いアイテムと言えるでしょう。

要注意なジャケットのディテール

袖のデザイン:パフスリーブやキャップスリーブなど、肩や二の腕にボリュームが出るものは肩幅を強調し、「いかつく見える」原因に。

ラペルやポケット:大きすぎる襟や、高すぎる位置にあるポケットは、上半身に視線を集めてしまいがちです。

ジャケットは、できるだけシンプルでクラシックなデザインを選ぶのが成功の鍵です。

シルエットを崩すボトムスとは?

骨格ストレートに似合わないスーツは?シルエットを崩すボトムスとは?

理想のIラインシルエットを作るには、ボトムス選びも非常に重要です。ジャケットとのバランスを考えながら、すっきりとした下半身を演出しましょう。

スカートの場合、Aラインやフレアスカート、プリーツスカートなど、腰回りから広がるデザインは避けるのがおすすめです。これらのデザインは下半身にボリュームを加えてしまい、せっかくのIラインを崩してしまいます。

パンツスタイルで注意したいのが、スキニーパンツです。筋肉質でハリのある太もものラインを拾いすぎてしまい、膝下の細さとの対比でアンバランスに見えてしまうことがあります。

同様に、極端に幅の広いワイドパンツやガウチョパンツも、過剰なボリュームが出てしまい、だらしなく見えてしまう可能性があるので、慎重に選びたいアイテムです。

印象を左右する素材と柄のミスマッチ

骨格ストレートさんの魅力である「ハリのある肌質」と調和するのは、同じく「ハリのある上質な素材」です。逆に、柔らかすぎる素材や薄い素材は、身体のラインを拾いすぎてしまったり、安っぽく見えてしまったりする原因になります。

具体的には、シフォンやモヘア、リネン、ざっくり編みのローゲージニットなどは避けた方が良いでしょう。これらの素材は、クリーンなIラインを作るのに必要な「構造」に欠けるため、洗練された印象から遠ざかってしまいます。

柄物を選ぶ際も注意が必要です。小花柄や細いストライプ、小さなドット柄など、繊細で細かい柄は、骨格ストレートさんの力強いフレームの前では埋もれてしまい、ごちゃっとした印象を与えがちです。柄物を取り入れるなら、後述するような大きくてはっきりとした柄を選ぶのがおすすめですよ。

コーディネートで注意したいインナー

骨格ストレートに似合わないスーツは?コーディネートで注意したいインナー

スーツスタイルは、ジャケットとボトムスだけでなく、インナーとの組み合わせで完成します。せっかく素敵なスーツを選んでも、インナー選びを間違えると全体のバランスが崩れてしまうことも。

骨格ストレートさんのインナー選びで最も重要なポイントは、ネックラインです。ハイネックやクルーネックのように首が詰まるデザインは、上半身を窮屈に見せてしまうため避けましょう。目指すのは、すっきりとしたデコルテ見せです。

また、フリルやレースがたっぷりついたブラウスも、胸元に不要なボリュームを加えてしまうため注意が必要です。特に、リボン結びにするボウタイブラウスは、首元に視線を集めてしまうため、骨格ストレートさんにとっては少し難しいアイテムかもしれません。

インナーはVネックやUネックを選んで、顔周りをすっきり見せるのが鉄則ですね!

シンプルなデザインで、ハリのある素材のインナーを選ぶことを心がけるだけで、スーツ姿がぐっと垢抜けますよ。

着痩せして見えるスーツの選び方とコーデ

骨格ストレートに似合わないスーツは?着痩せして見えるスーツの選び方とコーデ
POINT
  • 「ジャストサイズ」が着痩せの鍵
  • Vネックですっきり見せるジャケット術
  • Iラインを作る理想のボトムスとは
  • スーツスタイルを格上げする小物選び
  • シーン別おすすめスーツブランド
  • まとめ:似合うスーツで着痩せを叶える

「ジャストサイズ」が着痩せの鍵

着痩せして見えるスーツ選びにおいて、何よりも大切なのが「ジャストサイズ」を選ぶことです。大きすぎると着太りして見え、小さすぎると体のラインを拾いすぎて窮屈な印象になってしまいます。

お店で試着する際は、以下のポイントをチェックしてみてください。

肩幅は合っていますか?

ジャケットの肩線が、ご自身の肩の頂点とぴったり合っているか確認しましょう。きついのはNGですが、大きすぎてもだらしなく見えてしまいます。

バスト周りはきつくないですか?

前のボタンを留めたときに、生地が引っ張られてシワが寄っていないかチェック。胸元に握りこぶし1個分くらいの余裕があるのが理想です。

ウエストのラインは自然ですか?

骨格ストレートさんのメリハリボディを活かすには、ウエストが自然にシェイプされたデザインがおすすめです。窮屈さを感じさせず、きれいなラインを描くものを選びましょう。

自分にぴったりのサイズが見つからない場合は、お直しやオーダーメイドを検討するのも一つの手です。体にフィットしたスーツは、着心地が良いだけでなく、見た目の印象を格段にアップさせてくれますよ。

Vネックですっきり見せるジャケット

骨格ストレートに似合わないスーツは?Vネックですっきり見せるジャケット

骨格ストレートさんに最も似合うのは、王道のクラシックなテーラードジャケットです。

特に、シングルブレストの2つボタンタイプは、どんなシーンでも活躍する間違いのない一着。構築的な肩のラインとシェイプされたウエストが、骨格ストレートさんの体型を美しく引き立ててくれます。

もし、より現代的で柔らかな印象にしたい場合は、ノーカラージャケットも選択肢の一つです。ただし、選ぶべきは首元が深いVネックラインになっているものに限ります。このV字の開きが、デコルテをすっきりと見せ、縦のラインを強調してくれるので、丸首タイプのような詰まった印象になりません。

着丈は、腰骨が隠れるか、ヒップの一番高い部分にかかるくらいの標準的な長さがベストバランスです。

Iラインを作る理想のボトムスとは

ボトムスは、すっきりとまっすぐなラインを意識して選ぶのがポイントです。ジャケットとの組み合わせで、美しいIラインシルエットを完成させましょう。

パンツスタイル

パンツで最もおすすめなのは、センタープレス入りのストレートパンツやテーパードパンツです。センタープレスが強力な縦ラインを作り出し、脚をすらっと長く見せてくれます。腰回りにタックが入っていないノータックのデザインを選ぶと、よりお腹周りがすっきり見えますよ。

スカートスタイル

スカートを選ぶなら、ストレートスカートや、体のラインに沿いすぎないセミタイトスカートが王道です。広がりすぎないシルエットが、下半身をすっきりと見せてくれます。丈は、細い膝下がきれいに見える膝丈が理想的です。

ここで、骨格ストレートさんのスーツ選びのポイントを一度おさらいしてみましょう。

カテゴリー✅ 選ぶべき要素(着痩せの法則)❌ 避けるべき要素(着膨れの注意点)
フィット
/シルエット
ジャストサイズ、クリーンなIラインオーバーサイズ、過度にタイト、Aライン
ジャケットテーラード(シングル)、Vネックノーカラーラウンドネックノーカラー、パフスリーブ
ボトムスストレート/テーパードパンツ、ストレート/セミタイトスカートスキニーパンツ、ワイドパンツ、フレア/プリーツスカート
素材ハリのある上質な素材(ウール、カシミヤなど)柔らかく薄い素材(シフォン、モヘアなど)
無地、縦ストライプ、大柄でグラフィカルな柄小さく繊細な柄(小花柄、細かなドット)
ディテールシンプル、Vネックラインフリル、ラッフル、過剰な装飾

スーツスタイルを格上げする小物選び

スーツスタイルを完成させるには、靴やバッグなどの小物選びも大切です。全体の統一感を意識して、スーツの持つ上質な雰囲気に合わせましょう。

靴の選び方

足元は、シンプルで直線的なデザインのパンプスやローファーがおすすめです。つま先の形は、ポインテッドトゥやスクエアトゥのように、シャープなものが全体のIラインを邪魔せず、きれいにまとまります。ヒールも華奢すぎず、安定感のあるシンプルなデザインが良いでしょう。

バッグ・アクセサリー

バッグは、スーツの素材感に負けない、かっちりとした自立するタイプが好相性です。高品質なレザー素材で、中〜大サイズのスクエア型などがおすすめ。ジュエリーは、大ぶりなものよりは、シンプルでクラシックなデザインのものが上品にまとまります。

また、入学式などのセレモニーシーンで胸元に飾る場合は、立体的なコサージュよりも、フラットでエレガントなブローチを選ぶと、バスト周りに余計なボリュームが出ず、すっきりと見えますよ。

シーン別おすすめスーツブランド

「じゃあ、実際にどこで買えばいいの?」という方のために、骨格ストレートさんにおすすめのブランドをいくつかご紹介します。上質な素材と、きれいなシルエットに定評のあるブランドが中心です。

カテゴリーブランド例強みと主要アイテム
高コストパフォーマンスUNIQLO, PLST, nissenベーシックなアイテムが揃う。特にPLSTは素材とフィット感に定評あり。
ミドルレンジICB、UNITED ARROWS, SHIPS, トレンド感とクラシックな仕立てのバランスが良い。
プレミアムTheory, TOMORROWLAND, allurevailleシャープでミニマルな仕立てと高級素材が魅力。Theoryは特に有名。
カスタムオーダーKASHIYAMA, FABRIC TOKYO完璧な「ジャストサイズ」を実現できる究極の選択肢。

TPOに合わせた着こなし

  • ビジネスシーン:ネイビーやグレーのテーラードスーツが基本。信頼感のあるシンプルな着こなしを。
  • リクルート:市販のリクルートスーツは似合うデザインが多いですが、ジャストサイズが命。インナーはVネックになるスキッパーシャツがおすすめです。
  • セレモニー:ベージュやライトグレーなど、明るい色のVネックノーカラージャケットが素敵。丸首のツイードジャケットは避けるのが無難です。

まとめ:似合うスーツで着痩せを叶える

骨格ストレートさんのスーツ選びについて、似合わないデザインから着痩せする選び方まで詳しくご紹介しました。最後に、大切なポイントをリストでおさらいしましょう。

  • 骨格ストレートの魅力は立体的でメリハリのあるボディライン
  • スタイリングのゴールはすっきりとした「Iライン」
  • 基本戦略は余計な装飾を省く「引き算スタイル」
  • オーバーサイズや過度な装飾は着太りの原因
  • ジャケットは首元が詰まるラウンドネックを避ける
  • ボトムスは腰から広がるAラインやフレアを避ける
  • 素材はシフォンなど柔らかすぎるものではなくハリ感を重視
  • 柄は小さいものより、はっきりした大柄が似合う
  • インナーはVネックやUネックでデコルテをすっきり見せる
  • 何よりも大切なのは「ジャストサイズ」を選ぶこと
  • 王道はシングルボタンのテーラードジャケット
  • ノーカラーなら深いVネックデザインを選ぶ
  • パンツはセンタープレス入りのストレートかテーパード
  • スカートはストレートかセミタイトの膝丈がベスト
  • 靴やバッグもシンプルで直線的なデザインを意識する
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この記事を書いた人

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